十六、同窓会
同窓会で久しぶりに再会した旧友のY。
婚約者と死別したらしい彼女は、ずいぶんとやつれていた。
霊感があるというA子にはYに纏わり付く白い人たちの姿が見えていたと言うが……――という話。
前の話を読んでくださった方ならわかるでしょう。
白装束の話の続きです。
前話では語り手の家に結婚の挨拶に行ってから彼氏が白装束のモノを見るようになってしまいましたが、彼氏が亡くなった後は語り手の周りをつきまとっているようです。
しかも、亡くなった彼氏の魂を捉えたまま。
彼女の様子を見たA子はそれを祓うこと自体は不可能ではないと言いますが、「よっぽど好条件じゃなきゃ無理」と言い切るくらいには厄介な相手のようです。
娘に結婚されたくない両親が術者か何かに頼み込んで【見張り】を付けてもらったのは良いものの、その【見張り】が強力すぎて娘にまで悪影響が及んでしまっている、というような流れを想定していました。
時々目にしますよね。
子供が結婚して離れていくのを嫌がって、あの手この手で妨害しようとする毒親の話。
それのオカルト版といいますか。
実は、この話の登場人物にはモデルがいるんです。
マンガ雑誌「本当にあった怖い話 (現在は「HONKOWA」)」にて連載されている「魔百合の恐怖報告」に登場する寺尾玲子さんと、筆者の山本まゆりさんです。
A子=玲子さん、語り手=まゆりさんですね。
何を隠そう、ワタクシこの方の作品が本当に好きでして……。
現在連載している「キッカイ町~」も影響を受けている部分があります。
とはいえ、私には霊能力というものが全くありませんので全ては妄想です(笑)




