十四、逆罰(さかばち)
借金に追われた男が神頼みのために神社を訪れ、祈りを捧げると家に雷が落ちる。
保険金で借金を返済することはできたが、結局無一文になってしまうという教訓めいた(?)お話ですね。
こちらは読者の方々からのお題を募集した時に寄せていただいた「逆罰」という言葉からひねり出した一本です。
正直なところ、このお題をいただくまで「逆罰」という言葉を知りませんでした。
「理不尽なことを神仏に願って、かえって罰を受けること。また、その罰。」を指す言葉だそうです。
この話の神様は、男が放った「神様仏様お犬様、猫でも狐でも狸でも何でも構いやしねぇ」という藁にもすがるような言葉に対し、犬や猫などの動物と並列で扱われたと怒ったために神罰 (=雷)を下したわけです。
神主は神様の性格を知っているので、すべてを失った男が文句を言いに来た時には笑顔で「うちの神様はそういう方ですよ」と諭したようですが……。
我々参拝する側からしてみれば、そこまで深く神様のことを調べないまま、とにかく助けてもらいたいという気持ちで飛び込むこともあると思います。
そんな時には神様の怒りを買わないよう、身の程をわきまえた慎ましいお願いをすることも大切なのかな、なんて考えてしまうの




