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怪説書 ~完全版・怪奇短編集オフィシャルファンブック~  作者: 牧田紗矢乃
秘密ノ怪

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一、真空パック

 お祭り会場でとある親子が見つけたくじ引きの屋台。

 そこに並んでいたのは人気のキャラクターのグッズではなく、店主曰く「お化け屋敷よりこわーい景品」でした。

 子供がくじを引くと、当たったのは真空パックになったアルミの袋。

 店主は中に入っているのがお化けだと言いますが……。


 お化けを御札で封印する、という作品は世の中にたくさんあるじゃないですか。

 でも、他の方法ってどうなのかな、例えば真空パックとか。

 ……と考えたのがこの話を書こうと思ったきっかけです。


 真空パックなら中の物質はもちろん出入りできませんし、外から空気が入れは一目でわかります。

「すこし、『ある』。」の章で書きましたが、幽霊を幽霊たらしめる「何か」があるとしたらそれを真空パックに閉じ込めることもできるんじゃないかと。


 実際にやったらどうなるのかはわかりません。

 そもそも霊感がないから実証のしようもないし。

 もし実験したことがあるよ、という有識者の方がいらっしゃりましたら、結果を教えてくださいませ。

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