#81 夏休み後半
ブクマありがと~~!!
な、なんと、また更新できました!
いや、出来る人は出来るんだろうけど。
でも、筆者は、遅筆なのです……。
皆、頑張りました!(筆者も!)
残りの夏休み、満喫したいよな~
「あ、また来たよ!来た来た~!」
キューイキューイと鳴きながら、イルカの群れがすぐ横を通りすぎた。
「「かっわいいーーーー!!」」
キャー!っとルルカとユリアが手を取り合い、ぴょんぴょん跳ねながら喜んでいる。
宿題も終わり、憂う事なく新学期を迎える準備が済み、残りの夏休みを思いきり満喫しようと、イルカウォッチングをしていた。
前回は生憎イルカに遭遇しなかったのだ。それ以降もイルカの目撃情報がなかった為、後回しになっていた。
だが、今日の早朝、漁師から目撃情報がもたらされた。
なので、こうして皆でクルージングに出ている。
イルカたちも一度姿を見せてからは、こちらを警戒する事もなく、追いかけっこをしたり、ジャンプしたりして、遊んでいるかのようだった。
「おー…………」
ゆっくり進む船をからかうように、何度も船の周りを回っている。
かっわいいーーーー!イルカ超可愛い!俺もユリアたちの手を取って、小躍りしたいくらいだ。
「エリックはイルカが好きなんだって?」
隣に立つライオネルが聞いた。
「うん、あの丸っこいフォルムとか、猫みたいな声とか……かわいいよね」
ウキウキした気分で言った。
「──ああ、可愛いな」
くすっと笑われた気がした。
──俺、何か変なこと言ったか?
「エリックはイルカを触ったことある?」
セリウスがなんだか嬉しそうにやって来た。含みのある言い方に何やら予感がした。
そう、セリウスは豆知識の男。
何かイルカのヒミツを知ってるのか?
「昔、一度だけ」
柔らかくってツルッとしてて思ったより温かいんだよな。
「へー!じゃあさ、イルカって凄く新陳代謝がイイって知ってた?」
ふふんって感じで聞いてきた。
おうおう、何を教えてくれるんだ?
「そうなの?」
いつの間にかユリアとルルカも側にきていた。
「うん。人の皮膚はだいたい28日くらいで入れ替わるんだけど、イルカはどれくらいだと思う?」
「……早いって事は10日くらい?」
「凄くイイって言ったわ。3日位なんじゃない?」
「そうだね。ボクもそれくらいかなって」
分からないので3人とも適当に応えた。
「うんうん、なるほどなるほど、全然違う!」
セリウスが思い切り腕をバッテンにして、ダメ出しをした。
「なんと、2時間です!彼らは2時間でツルツルピカピカになっちゃうんだよ」
したり顔でババーンって感じでビシッとイルカを指さした。
「「「早い!」」」
思わず叫んでいた。
「へ~~凄いのね。いつでもピカピカって……羨ましいわ……」
戯れるイルカをみやり、ルルカがポソリと言った。
「まぁ、水の中だからいいけど。陸上だと常に垢を撒き散らして汚いよ。お化粧もできないし」
セリウスがへろっと言った。
「……セリウス……あなたって……」
じとっとルルカに睨まれた。
「ま、まぁまぁ……ほんとセリウスって海の生物に詳しいのね」
二人をとりなしながらユリアが間に入った。
「まぁね……」
ふふと笑い、持っているジュースを飲んだ。
「あ、イルカが行っちゃう……」
と、急に方向転換して群れをなして、もと来た海へと戻っていった。
「バイバーイ!また遊んでねぇ~」
去り行く群れに手を振った。
「そろそろ島に着くぞ」
と、ゲイルが報せに来てくれた。
島に近づいたからイルカが行ってしまったようだ。
「あの島だ」
ゲイルが指をさした先には、ペンギンや、海亀が来るという無人島がある。
もちろん、ブラックダイヤ家の所有の島だ。
そこはそれだけでなく、手付かずの自然が残っているため、変わった生物が色々見られるそうだ。ちなみに危険生物はいないらしい。
セリウスが是非行きたい!とのたっての希望で、今日はそこで1日遊ぶ予定だった。
ほどなくして無事に船は着岸し、皆で島に渡ったのだった。
夏休みにしたい事、その④(だったかな?)クルージング&なんちゃらウォッチング




