#80 出来るヤツでいたいのに
ポチっとブクマに感謝ぁー!!
やる気↑頑張って、今日も投稿できたよ。
エリックも頑張ってるよ。
中身の悟ルンは……それなりです。
「うん、じゃあ、終わった者からエリックとユリアの手伝いをしよう。セリウス、君が一番早そうだ。もう一度、目を通してやってくれ」
「OK!」
「ゲイル、君も終わりだろう?手伝ってやってくれるか?」
「ああ」
「ルルカ、誤字脱字のチェックは、私も手伝う」
「助かるわ。早く終われそうね」
「よし、では皆、お皿の残りを片付けてから、仕上げといこう」
そう言って残りのケーキを食べ出した。
「はーい」
セリウスがお茶を飲み干し、さっさとレポートの最後の仕上げに取りかかりに行った。
「私はもう食べ終わってるわ」
ルルカはとっくに平らげている。
セリウスを追いかけるように行こうとするルルカを、ユリアが止めた。
「私、まだ結構残っちゃってるの……ルルカ、こっちも手伝ってくれない?」
「ふふ、いいわよ」
新しいスプーンを持ってきてもらい、嬉しそうに二人でプリンをつついている。
まるでイリュージョンのようにすごい早さでプリンが消費されていった。
そして、いつの間にかライオネルもセリウスの側に行っていた。
「…………」
俺は、ぐちゃぐちゃになった黒と白のコーヒーゼリーを見つめた。
なんか……不味そう……ゲ◯みたい……でも、残すのも悪いし……。
「それ、食うのか?」
ゲイルがチラッと泥沼のようなゼリーを見て言った。
「……うん……自分でやったから……」
一すくいスプーンで掬い、食べた。
まぁ……味は普通にコーヒーゼリーだ。
ぼんやりともう一すくい、掬って食べようとした時、
「……ここ、クリームついてるぞ」
口の端を指差し、ゲイルが指摘した。
「え?ああ……」
親指で拭こうとしたら、横からくっと顎を持たれた。
そのままぐいっとゲイルの方を向かされた。
「?」
「……お前さ……考えすぎるなって」
そう言って、ペロッと口の端を舐められた。
「━━━━━━━━━━!?」
「ここも、ゼリーがついてる」
べロリ、と、まともに唇を舐められた!
「━━━━━━!?━━━━━━━━!?」
ゲイルは、何事もなかったかのように手を離し、自分のケーキを食べ始めた。
「━━━━━━━━━━!!??」
唇を両手でおさえ、慌てて周りを見た。
誰もこちらを見ておらず、気付かれていないようだった。
──な……なんなのぉ!?
今……舌、入った感触が……ぐぉぇぁぁあああ!!コイツ!マジなに考えてんのぉおおおおお!?
だからレポートに集中出来ねぇんだよ!!
てめぇのせいでぇえええええ!
「────ゲ、ゲイル……!」
ああ、言ってやりたい!
てめぇ、マジふざけんなっ!!このクソ野郎!って怒鳴ってやるぞ!
「──ん?」
血のように赤く、濡れた瞳で見返された。
口元には酷薄な笑みが浮かんでいた。
「────その……何でもない……」
急速に気持ちが縮こまる。
怖い……この、赤目が怖い……。ほんと、自分の肝の小ささに呆れる……。
「ああ、早くしろよ」
そう言って空の皿を残し、ニヤリと笑いながらライオネル達の元へと行ってしまった。
「くっ──!」
悔しい……また唇奪われたぁぁああ!!
なんでこんなに振り回されてんの?俺!
ゲイルって、マジで男女の区別なくああゆう事やるの、平気なんだ。
もう、あんなの挨拶じゃねぇし!
勘違いとかも言えない……あいつ、何がしたいんだろう?
ぐちゃぐちゃのコーヒーゼリーを、さらにぐちゃぐちゃにしながら泥沼を見つめた。
……しんど……もう、色々考えんの……めんどくさ……。
……全部、無かった事にするか?
ゲイルは普通に、誰にでもキ……するやつなのだ。だから、ゲイルからのキ……はカウントしない。
……うん、そうしよう!もうアイツは無視だ、無視!
ライオネルは事故、ゲイルとはそもそもしてない。つまり、俺はまだ誰ともキ……してないのだ。
思考を止めると、何だか色んなものが身体から抜けていく気がした。
今ならサクサクレポートを進められる気がする!
ゼリーの器を持ち上げ、一気に飲み込んだ。
「よし!」
サクッとやっちまうか!
またやられたぁ────!!逆らえない己がぐゃじぃ!!(。>д<)
思考を飛ばしてやっただけだ( ̄ー+ ̄)




