#43 衝撃
エリックゥーーーーー!?
な、なに?何が起こってるの!?(ユリア)
エリックが赤くなり、もじもじしながらゲイルに箱を押し付けた。
……ほんと、エリックってシャイでかわいい!ふふ、そんなに緊張しなくても大丈夫なのに。
ゲイルが箱を開け、驚いたようにソレを見つめている?
……え?何が入ってたの?
「──…………へぇ…………綺麗だな……」
呟くような声から微妙な困惑が伝わってきた。
……ほんとに何が入ってるの?
ルルカと二人で除きこんだ。
それは四つ葉のクローバーを型どったルビーの嵌め込まれたプレートネックレスだった!
表はレッドクローバーの紋章、裏はゲイルの名前が刻まれている!?
「──あら、ほんと綺麗。ゲイルに似合いそうね。ね、ユリア!」
ルルカが妙に目を輝かせ、嬉しそうにニコニコと、笑って同意を求められた!
「え?ええ……」
確かに綺麗だよ!
でも、これって……ええ!?エ、エリックっ!?
どういうことなの!?
ちょっと待って、最近妙に3人で一緒だったのって……まさか…………エリックが……ゲイル狙い?
そんな事ってある!?
エリックは特産だからと言い訳をしていた。
でも数ある特産品の中からネックレスを選ぶ!?
こんなの告白と同じゃない!気の無い相手に特産品だからってネックレスは贈らないよ!
エリックは……私の事が好きなんじゃないの?
…………ぇぇええ…………?
その妙な雰囲気を崩すようにゲイルが気をきかせ、あくまで一つのお土産品として受け取ろうとしたのか、着けてくれと言った。
「分かった。後で……ゲイルの部屋で……」
エリックゥ────!?
何それぇ──!!どういうことぉ────!?
「…………え?……いや、別に今ここでいい……」
流石に驚いたのか、ゲイルも困惑しながら咄嗟にそう言った。
エリックが少し悲しそうにゲイルを見つめている。
「……部屋に来たいのか?」
ゲイルゥ────!?
何それ!!受け入れる気なの!?
止めてー!貴方には私がっ!!いや、あ、まだ恋人ではないけど!え?やだ!何これ、こんなのあり得ない!!
セリウスがすかさずからかった。
「━━━━!?っちっ……ち、がっ!!へ、変な意味じゃっっっなっ、い!」
エリックが湯気が出そうなくらい顔を真っ赤にして「セリウスのバカ」と言いながら、走ってプールサイドに逃げて行った!!
「あはははは!!エリック可愛すぎるよ!!ゲイル、どうする?エリックと付き合うの!?」
セリウスがひーひー言いながらお腹を抱えて大笑いしている。
「セリウス、おそらくアイツは何も分かってない」
はぁーっとゲイルもため息をはき、苦笑いしていた。
「ええ、でもわざわざこのドリーム国でネックレスを贈るなんて、その気が無いとは思えないわ。ゲイルもまんざらではない感じね?」
クスクスとルルカが笑いながらそう言った。
「なんだ?ルルカは随分嬉しそうだ」
ゲイルが面白そうにルルカに視線を送った。
「そりゃ、ライバルが減る……こほん!別に?友人として応援してあげようかなって思っただけよ?」
え、ライバルってなに?エリックがルルカのライバルなの?じゃあエリックはセリウスも好きなの?
ああ、もう何がなんだかわからないっっ!
「──エ、エリックは、友達としての証と考えたんじゃかいかな!?彼ってほら、シャイだし、親しみを込めて、みたいな?」
自分でも何を言ってるのか分からない。
まさか……私の恋のライバルはエリックだったの!?
……ここはドリーム国……自由恋愛で、何でもござれのドリーム国。
……ほんとに……エリックが……?
そんな事ってある!?
推しのはずのエリックが。
まさかの?




