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反転の翼  作者: 虫灯暇
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0002 エイランとシードナ2

「シードナ!今度は海水持ってきた!」

「今度は海に行ってきたの?兄さん。」

シードナに何でも見せるエイランは、とにかくやることがハチャメチャだ。

この前はスイカを見せ、この前は葉巻をどこかの世界からパクってきたと豪語していた。

「海水しかない世界!」

「・・・収穫がない。」

ここ、悪魔の世界は、座標が分かれば、どんな世界とも次元を超えて言ったり来たりしている。そんな伝説がある。

「じゃあ、これはどうかな?」

「緑の世界のムドルナの写真!!」

取ろうとしたら、正方形の部屋を物を蹴散らしながら、逃げるエイランと追うシードナ。

こほん!っと、メルアルスがメイド姿で止めた。

「エイラン様、エイラン城主としてあるまじき行為とのこと。」

「まあ、兄さんが言ってるなら、仕方ない。」

シードナが悪魔の羽を持ってないのは内緒だ。内緒にしないとシードナは殺される。

母上は知っているが、シードナは背中に羽がない。悪魔の羽がない。

主様は父アルトがシードナを殺したことにしている。父に反抗するほど、彼らは年をとっていなかったが。

アルトはそのすぐ、亡くなった。

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