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落ちこぼれ(仮)は皇帝になる  作者: 葛籠
第1章:始まりの水晶
3/16

水晶

入学式会場に入ると席の指定は無いにも関わらず、ランクごとに別れていた。Aランクが1番前でその後ろに1列空けてB〜Jの間を空けて着席していた。

「はぁ、馬鹿馬鹿しい。そんなんだから、雑魚なんだよ」

(気持ちはわかるが、口調が戻っておるぞ)

「いいよ、どうせ聞こえてないし。でも、1番後ろの列に座る理由ができて楽だね。」

(そうじゃのう。そういえば、このまま姿を消していた方が良いのか?)

「うん。呼ばない限り姿消したままで。」

(了解じゃ)

出口に近い席に座り、入学式が始まった。生徒会や新入生代表の言葉を聴き流し、早く終わらないか考えていた。

「はい、この後各ランクの教室に行き、説明が終了次第、毎年恒例行事の例の水晶に触れてもらます。」

カンナはJランクのためここから1番遠く、ゴミ捨て場に近い場所に行くのでもう少し本気を出したけば良かったかなと思いながら、教室に向かった。

「篠崎さん!お久しぶりです‼︎」

満面の笑みでやって来た黒髪美少女が声を掛けて来て、なんて言い訳をしようかと考えていた。

「お元気そうで何よりです。ところで…、どうゆうおつもりでございますか!篠崎さんならあのような傲慢知己な雄なんかに圧倒的な力で差をつけ、今頃なら歴代最高の高得点、いえ、満点を取る事が出来ますでしょうに!!」

「小声で言って目立たないようにしてくれるのは有り難いけど、雪(ゆき)が入試2位だから目立つ。」

「ならば開き直ってください!あの雄が入学式で言った言葉聞きました⁈」

「低ランクがどのこうのでしょ?(あー、これはこの後も愚痴を聞かされるな。メンドイ)」

「聞いていませんでしたね!もう時間ですからここまでにします。あとで聞いてくださいよ‼︎」

「ハーイ」

橘 雪 。入試2位で橘家のご令嬢。感情的になりやすいのが玉に瑕だが、実力はある。というかそもそも、雪も手を抜いていた。



教室に着くと教師がいなく、カンナはやはりと思った。

「ねぇねぇ、貴方の名前は⁇私ね、レリウス=D=ティアナ。さっき入試2位の子と話してたよね⁇親しいの?」

「(クラウスの者かよ。)私は篠崎 カンナです。雪とは前から知り合いで同い年だから仲良くなっただけだよ。」

席に着くと、青い髪の活発そうな女の子が話しかけてきた。

「ヘェ〜、それだけじゃなさそうに見えるけどなぁ。まぁいいや。それよりこの学院さ、話通りアレだね。貴方もでしょう。実は私もだよ。」

「(流石に無理か。クラウスの者は噂以上だな。)あんまり此処でソレを話さない方が賢明だよ。クラウスさんなら雪と仲良くなれるかもね。」

「ティアナ!」

「は?」

「だから、ティアナで呼んで‼︎あと本来の口調がいい‼︎」

「え?あー、うん、わかった。よろしく、ティアナ(顔が近い。)」

「うん!じゃあ行こうよ!どうせ教師なんて来ないんだし‼︎」

満面の笑みで手を引っ張られ、水晶に触れに行く時間なためJランク私たち含め10名行くことになった。他は絶望視している。



「見て、最底辺が水晶に触れに来たよ。」

「落ちこぼれなんだから、無理よね。」

「ていうか、何で此処に来るの?ゴミの匂いがうつりそうでやだ。」

「来るなよ。」

ガヤガヤとA〜Iと終わったランクがまだ水晶の広間にいた。Iランクの者はこちらが来たことに気づくとほっとした表情を浮かべた。

「いや〜、怖い。」

「だったらそのにやけ面どうにかしろ。」

「おぉ〜、そっちが本来の口調?でもさ、何人かに水晶が反応したらしいよ。」

「関係ない。ただ、不安要素があるといえば、雪だ。」

「?あぁ、そうゆうこと。たださえ、私というぽっと出の者がいるのに、貴方に対する暴言。今にも、殺しそうな勢いだね。」

「ふぅ〜。話している間にティアナの番来たよ。」

「行ってくる〜」

雪の様子を見たら、雪の後ろに般若がいるように見え、すぐに水晶の方を見た。

「なんも、反応しなかった〜。所謂見せしめ的な?」

「まぁ、上程自尊心が高いから。低ランクの反応なしを見て鬱憤を晴らしているんだよ。(暇人め)」

「ねー。最後にいってらしゃい。」

祭壇に登り、水晶に触れると水晶が反応し、光り輝いた。あまりの美しさにその場にいる者は全員言葉が出なかった。

「反応したんだけど…」

「凄く綺麗だったよ!もう一回!」

「アホか。ティアナって賢いイメージがあったけど、馬鹿なんだね。」

「毒舌〜。でも、本心だよ。」

そのまま教室に帰ろうと広間を出ようした瞬間、カンナの顔の真横を通り過ぎて、壁に炎の矢が刺さった。

「う、嘘だ!!お前何した⁈落ちこぼれが調子に乗るなよ!!!」

魔法を放ったのはどうやら新入生代表らしい。その言葉に他のA〜Fが罵倒し始めた。

「は?何こいつら。ねぇ、カンナ懲らしめたい。いいよね?」

「落ちこぼれ風情が‼︎」

「人格が落ちこぼれの男に言われたくないんですけどー。あぁ、そうか。人格がダメだから通じないのか。じょ・う・し・き・が」

「あぁ、そうとも!落ちこぼれの常識は分からない!分かりたくもないね‼︎」

ティアナと新入生代表を中心とした上位のランクの者達は魔法を展開し始めた。

新入生代表が大火球を放った瞬間、カンナとティアナの前に影が割り込んだ。

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