8話 心配すんな。パンツぐらいは残してやるさ。俺は優しいんだ。
8話 心配すんな。パンツぐらいは残してやるさ。俺は優しいんだ。
山賊が名前を知っている者全員に共通している情報は、
みな、『ラッキ護衛軍の幹部』として、『昔から』活躍しているということ。
「……そうかい」
センは、静かに息を吐いた。
当然、頭の中は、疑問符だらけだった。
だが、その疑問符の一つ一つを、いま、この場で解消する術はない。
(これはどういうことだ? 『俺が長いこと気を失っていた』のか……それとも、『俺の配下が、昔からラッキの配下だったという風に、この世界の連中の記憶が改ざんされた』のか……それとも、『トウシたちが俺の配下だった』というのは俺の勝手な思い込み……?)
どの可能性も、決め手に欠ける。
最後の予想が一番ありえそうで、ゲロ吐きそうだった。
(……何が答えかは分からんが……とりあえず、あいつらは無事みたいだな。アダムやシューリの行方が不明だが……トウシがこの世界の最高位幹部の地位にいるなら、問題はないはず)
そこで、センは頭を抱えて、
(……つぅか……アダムとシューリは……もしかしたら、ラッキとビアの中に、フラグメント回収されてんじゃねぇか? 調査している段階から、ラッキとビアは、シューリとアダムの因子っぽいなぁ、とは思ってたんだよなぁ……)
現段階では、正式な答えはわからない。
ただ、相手の幹部にトウシがいるなら、大問題にはならないだろう、と最終的に結論付ける。
(少なくとも、あいつらが『俺と同じ状況になって困っている』ってことはないらしい……)
それだけは、確認できたら十分だった。
『自分が弱体化して困っているだけなら、なんの問題もない』……というのがセンの結論。
センは、地面に座り込んだままの男を見下ろし、ふっと表情を緩めた。
「情報提供、感謝するぜ」
そう言いながら、男たちの懐やアイテム袋をあらためて漁っていく。
「俺は聖人君子じゃないんでね。俺を襲った罰は――」
ニヤリと笑いながら、続けた。
「……『みぐるみをはがされる』という形で、償ってもらうぜ」
そのまま、アイテムボックスも開けさせる。
とにかく、すべてを奪っていくセン。
「心配すんな。パンツぐらいは残してやるさ」
物色を終えたセンは、うずくまる三人を一瞥もせず、その場を後にした。
背後で響く呻き声が、次第に遠ざかっていく。
今日、新作センエースだけで17話投稿します(*^▽^*)
ほかのを全部合わせると、一日25話投稿かなw
頭おかしい(*^^)v
この異常なキチ〇イの奇行を、ぜひ笑ってやってください!!
今年の夏は、だいぶ無茶をしたのと、同時進行で、色々と勉強もしたので、
本編も、クロッカも、そして新作センエースも、
どんどん面白くなりますよ!!
ここから先も、
あらゆる点で異常性が際立つセンエース神話を、
楽しんでいただけたら幸いです!!




