表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部
コスモゾーンC章 『ペン・ケース』VS『正統なる銀河の支配者』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6607/6645

74話 わがままの勝ち。


 74話 わがままの勝ち。


「トウシが本気を出せば、本物のサーバーを発見するぐらいまではいけるかもね。ただ、暗号解読するのに、どれだけ脳を爆発させても2分はかかる。そこらの天才なら100垓年をかけても無理なものを2分に短縮できるトウシの頭脳は敬服に値するけど……時間が足りない。なんて言っている間に残り35秒だ」


「降参だ。お前の勝ち。というわけで、交渉する。俺を殺していい。あのガキは殺すな」


「……」


 黙ってニコニコ笑っているアサを見て、ペンは奥歯をかみしめる。


「望みを言え。何をしてほしい。俺にできることは全部やってやる。だから――」


 いつもの軽薄さが消え、その声には初めて、切迫した本気の色が滲む。


「すごいねぇ。この期に及んで、まだ、本当に諦めてないもんね」


「時間がねぇ! 感想はいらねぇ! はやく――」


「君が、もし、本当に、『本質的な意味』で魔王の『身代わり』になる、というのであれば、その要請を受け入れるけど?」


「なんじゃそりゃ。じゃあ、最初からそう言えや。ボケが。オッケーだ、受け入れる」


「了解だ。じゃあ、田中トウシ……ペンを殺してあげて」


 残り時間は数秒。

 トウシも悩んでいる時間はなかった。

 それにトウシは合理的な男。

 だから、


「……」


 カウントダウンのように迫る沈黙の中、

 何も言わずに、エグゾギアを起動し、ペンの心臓を、狂気の拳で貫いた。

 殺す直前まで、何か言おうとしたのだが、何を言えばいいか分からず、結局、黙って殺害することにした。


「ぐふっ……ぐぅ……く、くく……そ、総合的な判断だと、これは俺の勝利だ。俺のワガママは果たされた。……つまり、てめぇは俺に負けたんだ。ここまで俺はお前に負けっぱなしだったが……ついに! 俺はトウシに勝った! この超天才に俺は勝利した! こんなにうれしいことはない!」


「おどれ、マジでどういう性格してんねん。異常すぎるぞ……もう、とにかく全方位において……」


「ゼノリカを……頼んだぞ……詳しいことは……ミカンたちに……聞いて――」


 直後、鳴り響く、ファンファーレ。

 RPGのエンディングよろしく、軽快で荘厳でハッピーなエンドロールが、全てのプレイヤーの耳に届く。


 


【SYSTEM BROADCAST】


 『魔王』とペン・ケースの討伐を確認


 Killing Blow:サトー


 与ダメージ比率:

 Player:サトー 100%

 External    0%(非プレイヤー存在、環境干渉、継続効果を含む)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
センエース(小説家になろうで投稿しているものはこちらです) センエース(カクヨムで投稿しているものはこちらです) センエース(ハーメルンで投稿しているものはこちらです) また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
やはりサトー! サトーしか世界を救えない!
ペンが魔王役になってサトーとか誰かが今のペン役になるだけだったりして
全部サトー先輩の手柄になっていて面白いです
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ