67話 『五味野(ごみの) 椪柑(ぽんかん)』。
エイプリルフールネタを投稿したところ、
想像以上に動揺させてしまったようなので、正式に謝罪いたします。
申し訳ありませんでした。
願掛けの意味を込めて、
「起きてほしくないこと」である
「投稿できなくなる」という嘘をつきました。
今のところは大丈夫ですが、法改正などでダイレクトに厳しい影響がくる可能性もあるため、「そうならないでくれ」という願いを込めたものです。
また、体調や気力の面でも同様です。
ふいの「鬱」や「交通事故」などは誰にでも起こりうるものなので、『そうならずに投稿し続けられますように』という祈りのつもりでした。
これからも、ずっと投稿を続けていけるよう頑張ります(´▽`)
67話 『五味野 椪柑』。
「な、なぜ、生きている? どういうことだ? 今のアタシの攻撃を受けて死なない人間などいないはず……まさか、あんたも、アタシに対する特効スペシャルをもっているのか?」
などと叫ぶユズに、センは、
「んなもんなくても、てめぇみたいなカスには負けねぇよ」
グンっと一瞬のうちに距離を詰めて、
ズバギィッ!
と、サマーソルトキックで、ユズの顎を砕いていく。
「ぶふっ!」
ユズは何が起こったか分からないまま、ただ空を見ていた。
「――ちょ、まっ――」
センは、ユズに発言する暇すら与えない。
とてつもない速度と練度のコンボで、ユズをフルボッコにしていく。
そんな中で、ブツブツと、
「完全な静寂の中で本気で集中したかったんだ。そういう気分になることぐらいあるだろ。一人になりたい。静かな場所で集中したい。そう思うぐらいいいじゃねぇか。ほんの数時間ぐらい、一人で静かに呑気をかますぐらいいいだろ……って、思った。……そしたら、このザマだよ。……まったく、なんで、俺の神生ってのは、こうなんだろうねぇ。『害虫を駆除する』以外でうまくいっていることがほぼ皆無に等しい」
自省しながらも、ずっと、とんでもない火力と速度でユズをボコボコにしていく。
「あばばばば……う、ぎぃいい! っ!」
ユズは瞬間移動で、センのコンボから逃げようとする……が、
「悪いな。動きが単調すぎて、全部読めちまう」
センは、ユズが逃げても一瞬で追いつく。
足を払い、馬乗りになって、ボコボコにしていく。
その途中、冷めた顔で、
「ん? お前のツラ、どこかで見たことあると思ったら、蝉原のセフレか。名前は、流石に、ちょっと忘れたが……えっと、なんだっけ……『ゴミのポンカン』だか、『ゲロのカボス』だか、そんな名前だったような、じゃなかったような……」
その言葉を受けて、ユズも記憶を探り出し……そして思い出す。
「ぁ……あんたのそのキモい喋り方! そのキモい声! うっすら覚えているぞ! 中学の時、ユウゴにボコられていた陰キャ!」
「ぉお……よく俺みたいな印象に残らない陰キャの声を覚えていたな。なに、もしかして、この期に及んで、『オタクくんに優しいギャル』路線を目指してる? それは流石にちょっと無理があるぜ、ベイベ」
「キモいこと言うな、くそナード!」
「いかにもクイーンビーらしい発言だな。もはや、ある意味で粋だねぇ」
「ユウゴに手も足も出なかったガリベン陰キャが……どうして……こんな……」
「お前のこと、名前は憶えてねぇが、何をしたかは覚えているよ。ちょうど最近、お前の関係者と知り合いになったんでなぁ」
小粋におしゃべりしながらも、センの手は止まっていない。
ずっしりと重たい拳を、ユズの急所という急所に叩き込み続けている。




