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崔浩先生の「元ネタとしての『易六十四卦』」入門  作者: ヘツポツ斎
☰ 乾

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7/10

【乾巽】小畜(苦難は越えられる、ただし以降も注意せよ)

小畜 引用6件

亨。密雲不雨,自我西郊。

 通る。雲厚くも雨には至らず、

 西の彼方より寄る。




初九:復自道,何其咎,吉。

 行い、道義のもとに復す。

 なんの咎あろうか。吉。


九二:牽復,吉。

 仮に逸れたとて

 引き戻されよう。吉。

 

九三:輿說輻,夫妻反目。

 車が轍に嵌まり、

 夫婦が反目するかのごとくなる。


六四:有孚,血去惕出,无咎。

 誠心あれば痛みは去り

 恐れは抜け、咎もなし。


九五:有孚攣如,富以其鄰。

 誠心にて紐帯を得る。

 近隣をも含めて福徳をもたらそう。


上九:既雨既處,尚德載,

   婦貞厲,月幾望,君子征凶。

 雨が降り終わり、その場にて安んじる。

 徳こそ満ちるが、

 妻の如き貞を示し、なおも危うい。

 満月の相に近く、このとき君子は

 迂闊に動くべきではない。



○上経 第九卦 小畜

 全体としては上手く行く、しかしながらその結末は安定と呼ぶに相応しいものではなく、その結果に安んじればたちまち高転びをしかねぬ、と言う卦のようである。こうして考えるとこの下、二爻三爻あたりで隠の卦があると割と根幹から揺さぶってくるわけであり、陽の卦先行であっても決して油断はし切れぬのだな。まぁハインリッヒの法則であるな、即ち危うきの種はどこにでもあるのだ。それを踏まえた上で行動し、なお我々は災いに巻き込まれるのである。



■採取された引用は実例及び引用内容の紹介のみとする。

・漢書27 五行

 劉向以為房失雞占。雞者小畜,主司時,起居人,小臣執事為政之象也。(小畜)

・漢書27 五行

 晨漏未盡三刻,有兩月重見。京房易傳曰:「『婦貞厲,月幾望,君子征,凶。』言君弱而婦彊,為陰所乘,則月並出。(婦貞厲 月幾望)

・魏書67 崔光

 劉向以為雞者小畜,主司時起居,小臣執事為政之象也。(小畜)

・魏書112.1 霊徴上

 洪範論曰:京房傳曰:鷄小畜,猶小臣也。角者,兵之象,在上,君之威也。(密雲不雨 自我西郊)

・後漢書7 桓帝 注

 頃雨澤不沾,密雲復散,儻或在茲。[二]易曰:「密雲不雨,自我西郊。」(密雲不雨 自我西郊)

・後漢書41 鍾離意 注

 躬自克責,而比日密雲,遂無大潤,[三]易曰:「密雲不雨,自我西郊。」(密雲不雨 自我西郊)



周易正義

https://zh.wikisource.org/wiki/%E5%91%A8%E6%98%93%E6%AD%A3%E7%BE%A9/02%E5%B0%8F%E7%95%9C

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