【乾震】大壮(勢い任せとならず、慎重に)
大壮 引用9件
利貞。
貞なれば利あり。
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初九:壯于趾,征凶,有孚。
足取りが盛んでも、その勢いのままでは
凶事に巡りあいかねぬ。
九二:貞吉。
貞なるを貫けば吉。
九三:小人用壯,君子用罔,貞厲。
羝羊觸藩,羸其角。
小人は勢い任せ、君子は爪を隠す。
このようなときは貞を守ってすら危うい。
牡羊が勢い任せに生け垣に進み、
角をはめ込むのに似る。
九四:貞吉悔亡,藩決不羸,
壯于大輿之輹。
貞を貫けば吉、悔いも消え去る。
生け垣も開け、角が絡むこともない。
車の威風堂々と進むさまに似る。
六五:喪羊于易,无悔。
まがきは開けこそするが、羊を見失う。
さりとて悔いはなし。
上六:羝羊觸藩,不能退,不能遂,
无攸利,艱則吉。
牡羊が生け垣に引っ掛かれば、
進めも退けもしない。
力任せで吉はない。
慎重に進むことで吉を得る。
○下経 第三十四卦 大壮
慎重でさえいれば苦難は避けられよう、と言うものか。夬に較べればまだ「生け垣」というわかりやすき障害があるぶん回避のためにも慎重になりやすい、ともなろう。常に慎重であり、軽々に動かぬようにせよとは、作者が最も苦手なことではないか。
■採取された引用は実例及び引用内容の紹介のみとする。
・後漢書30.2 郎顗
孔子曰:「靁之始發大壯始,君弱臣彊從解起。」今月九日至十四日,大壯用事,消息之卦也。(大壯)
・後漢書119 輿服上
易震乘乾,謂之大壯,言器莫能有上之者也。(壯趾)
・漢書100.2 敍傳下
安國壯趾,王恢兵首,彼若天命,此近人咎。(壯趾)
・漢書86 王嘉
高安侯董賢父子,佞邪亂朝,而不能退。罪當死,死無所恨。(不能退)
・宋書74 臧質
虜以鉤車鉤垣樓,城內繫以彄絙,數百人叫喚引之,車不能退。(不能退)
・史記24 楽書
自仲尼不能與齊優遂容於魯,雖退正樂以誘世,作五章以剌時,猶莫之化。(不能遂)
・漢書99.1 王莽上
夫絳侯即因漢藩之固,杖朱虛之鯁,依諸將之遞,據相扶之勢,其事雖醜,要不能遂(不能遂)
・三國志31 劉璋 注
君子是以知曹操之不能遂兼天下者也。(不能遂)
・晋書19 礼上
賀循等所上儀注又未詳允,事竟不行。後哀帝復欲行其典,亦不能遂。(不能遂)
周易正義
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