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異世界で必要なのは、魔力、知力、武力、それと……  作者: 大山小水
第二章 修行だっ

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41.魔法研究⑦〜成功〜

カホさんに色々教えてもらった後、どうすれば魔法的衝撃を和らげるかを考えていた。


魔力は魔素が綺麗に並んでおり、それを乱してやればいい。


それであれば、やはり純粋に相殺してやった方が早いような気がする。


うーん。


いっそのこと、水魔法を自分の周りに巡回させてみるとか?


いや、水魔法の水を細かく流動的に動かしながら、向ってきた魔法を乱してやればいいのか?


でも、どれくらい細かく動かしてやればいいのか。


あまり細かすぎると自分の魔法自体が勝手に自壊しないか?


まあ、とりあえず限界まで細かく動かしてみるか。


そうと決まれば実験だ。



◇◇◇◇



実験の結果。


水魔法は1秒間1億回ほど振動させることができることがわかった。


それ以上振動させるように指示を出すと勝手に自壊し出すようになった。


一応、水は気圧の変化により沸点や融点が変わったりする不思議な性質があるので、俺が新しく作った山の山頂で実験してみると、1秒間10万回で自壊し出してしまった。


少し面白い性質だったので、頭の中に留めておく。


そして、振動する水を盾の形になるように水魔法の指示をつくった。


今までで一番詠唱の長さが長くなった。


水の初級魔法の20倍である。


到底魔法陣には描けそうにない。(書くこともできなくないがとてつもなくでかいものが出来上がる)


そして、最後に魔法が防げるか実験してみる。


今回はさすがに師匠にも手伝ってもらった。


魔法を行使していて、水が振動している間も魔法を制御していないといけないからだ。


詠唱している間は師匠には少し待ってもらった。


詠唱は三十分ほどかかった。


かなり早くなっていたつもりだったが、思ったよりかかった。


詠唱している間、師匠が奇妙なものをみるような目をしたが、師匠の方が変なので気にしない。


そして、例の盾に魔法を打ち込んでもらうと……


「それじゃあ、行くぞっ」


師匠が水球を飛ばしてきた。


俺の水の振動盾にぶつかる。


すると。






師匠の魔法が崩れて、俺の魔法が残った。



ようやく魔法を防ぐことに成功した。


ーーーー


師匠は目を見開いて驚いていた。


「お前はどうやったんだっ。私の先生ですら諦めていた、魔法に打ち勝つ魔法じゃないかっ」


あれ?


魔法を防ぐ魔法を作ったつもりなのに。


「これはかなりすごい技術だぞっ。魔法理論の立て直しかもしれないぞっ」


師匠がすごく興奮している。


しかし数秒経つと、師匠は急に真剣な表情で見つめてきた。


「お前はこの技術について、まだ公害していないよな」


師匠がすごく落ち着いたトーンで語ってきた。少し背筋が凍る。


「もちろんです」


語る相手もいないからね。


「そうか。そしたら、明日少し遠出するぞ。今日は早めに帰って明日に備えるんだっ」


そう言うと師匠は急に屋敷へと戻ってしまった。


サラ姉・:*+.\(( °ω° ))/.:+「レイくん!成功だね!!」


簡単な補足(''◇'')ゞ

高速で振動させることで乱すという考え方は異世界では一般的ではないです。

(これは価値観の問題です。文明の発展度合いなどにかかわっています)

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