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異世界で必要なのは、魔力、知力、武力、それと……  作者: 大山小水
第二章 修行だっ

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42.遠出

俺が魔法を防ぐことに成功した翌日。


俺が原因なのか遠出することになった。


朝。いつものように走って、師匠の家に行くと、師匠とレイブン先輩とカホさんの全員が屋敷の前にいた。


「それじゃあっ。少し行きたいところがあるからピクニックに行くぞっ」


師匠の号令と共に、出発した。


◇◇◇◇


普段行かないほど森の深くにどんどん潜っていく。


師匠はどんどん森をかき分けていき、それに遅れまいと何とかついていくが、なかなか大変だ。


少しカホさんの様子やレイブン先輩の様子を見ても少しも息切れしていない。


そうしてかなり奥深くまで歩き、太陽が少し上の方に来た時に、師匠はようやく止まった。


俺が作った山より遥かに大きい山の前で。



少し嫌な予感がする。


「よしっ。ここから、山頂に来たらお昼休憩だぞっ」


やっぱり。


「それじゃあ、私たちは先に行っているから、しっかりと登ってくるんだぞっ。『ジャイアントアントは巣に卵を残す』と言うっ。これも一種の試練だっ」


終わった。


俺がそう思ったのと同時に、師匠は全力疾走で山を登って行った。


カホさんもすごいスピードで駆けて行った。


レイブン先輩は少し俺を見てから、すぐに風に乗ってあまり羽ばたかずに行った。


ずるい。


ーーーー


俺は登り始めた。



何もない中をひたすら山頂を目指して進む。


長い距離を歩いてきたからか、足が少し限界がきている。


それでも歩くのを止めない。


歩くのを止めると、そこで立ち止まってしまう。


そして、ここはカホさんの言っていた森の奥深くだ。


きっとかなり強い魔物が出てくるのかもしれない。


少しでも止まって休憩していればたちまち襲われてしまうだろう。


今は前気絶した時と違って、誰かが見守ってくれているわけではない。


俺は少し警戒しながら、歩みを続けた。

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