39.魔法研究⑤〜ロマンを追い求めて〜
最後気絶してしまったとはいえ、一通り実験ができたとみていいだろう。
師匠に地形の変えた状況を伝えると、「毎日っ、水魔法を放つんだっ」と意味のわからない指示があったので、一日一爆流というおかしな風習を始めるようになった。
もちろん、俺は気絶しない限界を狙ってやるようにするつもりだ。
監視しているレイブン先輩やカホさんに迷惑が掛からないようにな。
それでは、もう少し異世界っぽい魔法を作ってみよう。
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読者諸君は、異世界といえば、どんな魔法を思い浮かべるだろうか。
ドーンと派手に爆発する魔法。
雷で全てを切り裂く魔法。
あるいは何もかもを飲み込むブラックホールを発生させる魔法。
はたまた全ての時間を停止したり、空間ごと切り裂いたりする魔法。
いろいろだと思う。
だが、俺は一味違う。
俺は結界を使いたいんだ。
少し透明で、魔法を防いだり、物理衝撃を防いだりするあれである。
ちなみに、師匠に聞いたがそんなものはないと言われてしまった。
なので作ってみたいと思う。
不可能を可能にする男。それが俺だ。
◇◇◇◇
まず、結界とは何なのか。
球形で周りを覆うものなのか。
それとも単純な盾のように空中に浮遊させるものなのか。
うーん。
どちらも作ってみたいが、まず簡単な方から攻めていきたい。
おそらく、全体を覆う結界は地面の様子をを詠唱に組み込まなきゃいけなくなるだろうから、障壁的な結界の詠唱を創り、それを発展させて、覆う結界の詠唱を造るか。
そう思い結界の形を定めていく。
しかし、すぐに問題に直面した。
障壁の部分どうすればいいの?という問題だ。




