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異世界で必要なのは、魔力、知力、武力、それと……  作者: 大山小水
第二章 修行だっ

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37.魔法研究③〜矢を作ろう〜

師匠が笑顔で許してくれたとはいえ、流石に山があのままではよくないだろう。


そう思った俺は、山を川で削ろうと思い至り、川の流路を組み立てることにした。


川というものは少し蛇行することで、緩やかに大地を侵食している。


なので、少し蛇行させながら、山頂からニ方向に川を伸ばしてやろうかと考えた。


そして、海に流れるところまでは面倒が見切れないので、師匠の家から山を見て右手に遊水池をつくってやろうと思う。


遊水池作りから始める。


まず、初級の風魔法の適用範囲を大きくした軽い渦で森の生き物を追い払う。


そして次に、大規模に水を渦状に発生させて、窪地を作っていく。


かなり大きめにできた。(体感半径は5キロぐらい)


そして次に流路を作っていくが、ここで問題があった。


直線上に削り取る魔法なんてないことに。


水の渦型魔法では、横幅が広く縦が浅くしか削れず、このまま川を作ると決壊しやすい川ができてしまう。


そこで、削り取る用の魔法を作ることにした。


まず、土で土を削るのは難しく、風ではほとんど削れないことから、水魔法を用いるしかない。


そして、なるべく細く深く削りたいとのことなので、細い形の魔法が必要だ。


そうすると、棒状の矢や槍のような魔法を開発すればいい。


◇◇◇◇


1日目。


とりあえず、魔法の形ができたので、どんどん発動させていく。


着弾の制御まで組み込んでいるので、魔法の発動自体は正確だが、時間がかかる。


木に着弾させながらそんなことを考えていると、いいことを思いついた。


水魔法のように、発動後、前に進むという形にしてしまい、制御を手放せば、たくさん放てるということを。


そうして魔法を改良すると魔法の発動効率が上がった。


◇◇◇◇


二日目。


どうしても威力が足らないことに気づいた。


少し進むと、威力不足で矢もどきが止まってしまうのだ。


そこで、前世の銃の貫通力の上げ方を思い出した。


銃は、弾を銃身で回転させることで貫通力をあげる、というのを思い出した。


というわけで、形の指示を少し変えて、少し回転を加えてみたが、貫通力があまり上がらなかった。


◇◇◇◇


三日目。


ドライバーがものを削り出している時に、少し切り込みを入れていることを思い出し、形の指示に、切り込みを組み込んでみたら、思ったより貫通した。


というより貫通しすぎた。


木が10本ぐらい貫けた。


人がいないか確認しながら使おう。


ちなみに、風で組むと木が一本分、土で組むと木が5本分だった。


回転って、すごいな。






結局その日で一本目の川が山頂から遊水池まで作り切ることができた。


この魔法は回転弾魔法と名付けることにした。

サラ姉( ´∀`)「レイくんが、着実に進歩している」


簡単な補足(''◇'')ゞ

レイは簡単に遊水池を作っていましたが、あれは高級魔法です。

ちなみに、中級魔法の中には魔力量の観点から、複数人で行使するものもあります。

分割詠唱という別の仕組みが必要ですが、レイはまだ習っていません。


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