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異世界で必要なのは、魔力、知力、武力、それと……  作者: 大山小水
第二章 修行だっ

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18.才媛⑥

もうそろそろ才媛編は終了します。

無事私は武術と学問を同時履修できることになった私は、充実した生活を過ごした。


なんといっても、私だけ休み時間がなく過ごしていた。


体を動かしては計算し、体を動かしては文章を読む。


途中シャイナが「大丈夫?二系統履修を勧めたうちが言うのもちょっとおかしな気がするけど」といっていたが、体はむしろ本調子だ。


だんだんレイくんがこの学校に来るのがしっかりとイメージされていき、絶好調なのだ。


レイくんは賢い。


私よりもきっと賢いだろう。


ただ、少し騙されやすいかもしれないし、割とグイグイ来られると意外と引き受けてしまいそうな感じがする。(←かなり正解)


そして、私は都市の人たちがかなり騙そうとしたり強引に物事を進めたりしてくるのを知っている。


女将さんやシャイナのおかげもあって、あまり酷い目に遭ったことはないが、レイくんが都市に来た時には、もしかしたら酷い目に遭うかもしれない。


そんな時に、お姉さんとして、しっかりと守ってあげられるようにせねば、という思いが募っていく。


知識があれば、騙されにくく、力があれば、強引なことも多少は退けられる。


だから私は日々の授業に真剣に取り組む。


そうして、あっという間に時間が過ぎていき、夏前の学期末の試験も終わり、無事私は学年の中で一番を取れた。


そして、シャイナと一緒に昼食を食べている時。


「いやぁ、さらって本当にすごいね。二系統履修しているのにまさかどちらも一番とっちゃうなんてね」


「学問の方は今までの積み重ねが大きかったけど、戦闘系は何故かしっくりきたんだよね」


「あ、それでさ、夏の休みの間サラってどうする?」


「もちろん、帰省するよ。家族(・・)に心配かけているかもしれないからね」


「そっか、うちはちょっと家業の方の手伝いだね。なんか用事があったら商会の方に来るといいよ」


「わかった。私は一ヶ月ぐらい帰省するけど、残り半分は宿屋の方で働いているから、なんかあったらそこかな?」


そう、女将さんに帰省することを伝えると「そうだね。最初の一ヶ月はこの都市に人が来ないから人手はいらないけど、後半一ヶ月は降臨祭があるから忙しいからいてくれると助かるんだけど、自由に帰省してもらって結構だよ」といっていたので、最初の一ヶ月に帰省することにした。


普段働かせてもらっているからね。


自分で馬車の手配をしておき、領主様にはしばらく帰省する旨を伝えておいた。


レイくんへのお土産や家族がちょうど欲しがりそうなものを見繕いつつ、都市を巡る。


そうして二週間が経ち、いよいよ夏休みがやってきた。


彼女が、帰ってくる。

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