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異世界で必要なのは、魔力、知力、武力、それと……  作者: 大山小水
第二章 修行だっ

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23/27

2.魔法の「法」は…

少し師匠のセリフが長めですが、お付き合いください。

「じゃあ、まずお前の魔法の腕前を確認してやるっ」


そう師匠が言うと、俺は依然やっていた通りに地面に魔方陣を書き、詠唱を̪し、魔法を行使しようとした。


◇◇◇◇


一時間後、俺は無事行使し終えた。


「長いっ」


師匠は、ようやくやり終えた人に開口一番そう叫んだ。


「お前は、いつもそんなやり方で行使してきたのかっ」


「はいっ」


「えらいっ。そしてお前はすごいっ。いちいちゼロから魔法陣を書いてやっている人は初めて見たっ。私も到底っ、まねできないっ」


すでに俺は、魔方陣は目をつぶっていても書けるレベルだぜ!


「でもなっ、初級魔法は数をこなしていかなければならないんだっ」


「えっ、そうなんですか」


「そうだっ。数をこなすことで、魔法を習得し、魔方陣を書かなくて済むようになったり、その魔法の詠唱を省略したりできるようになるんだっ」


「そうなんですか!」


「そうだっ、魔法の「法」は本来存在しないはずの事象を人間が簡易的に起こせるようにする方()という意味だからなっ。この国以外の国では魔法のことを本来存在していない異界を導いているといって、魔()と呼んで、忌み嫌っている国もあるからなっ」


「ほんとうですかっ?」


「そうだっ。なので、魔法使いになるにあたって気を付けないといけないことは二つあるっ。一つ目は、()()によってつっかてはいけないと()()()()()場所で絶対に使ってはいけないことっ。私の家ではこの庭以外では使うなよっ」


「はいっ」


「二つ目は、一人で使わないことっ。魔法は、いくら法則性があり、確実に発動できるとしても、本来存在しないものを扱っている以上は危険なんだっ。慎重に慎重を重ねるぐらいがちょうどいいんだっ。こないだみたいに倒れたときに何かあっては危険なんだからなっ」


「はいっ、きをつけますっ」


「いい返事だっ。では、さっそく数をこなして練習していこうかっ」


そう師匠が言うと師匠はどこからか木製の板を持ってきた。


「これが練習用のまほうじんだっ。これを使ってひたすら詠唱を行えばいい。気絶するまで詠唱して行使し続けるといい。とにかく数こなせば、魔法は習得できるっ」


急に言っていること矛盾していないかな?危険だから慎重に扱えって言ってなかった?


「安心しろっ」


何を?


「私がっ、ついているっ」


懸念でしかありません。


「気絶しても、すぐに目を覚まさせてやるっ」


あっ、そっちの心配はしておりません。


「お前がスパルタがいいって言ったんだろ?最後までやりきれっ」


そういって師匠が一切動くことなく笑顔でずっとこっちを見続けているので、俺はプレッシャーを感じて、魔法の詠唱を続けた。








結局、その日は、午前の3時間ほどで、112回魔法を唱え、詠唱を少しだけ省略できるようになった。




でも、12回気絶した。

簡単な解説(''◇'')ゞ

法→規則・決まり、法則・方法

魔→人間が本来知覚しえなかった異界

導→扱うこと

本作では上のような意味を意識しながら使っています。


サラ(*^▽^*)「レイ君、頑張ってるね」


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