莫大な魂力量と出力でカバーしていた
しこしこ豆知識4
マキシマム乳首の本名は、齋藤 芳和と言う。彼の本名を知っているものは、玉魂特戦隊と狩街支部のリーダーだけだそうだ。
ⅦⅠ
「こいつの連れってアンタよね?」
「そうですって、四股さん!?どうしたんですか」
気絶している俺を見て慌て出す凩。
「えーと、いろいろあって、気がついたらこうなってました…」
語彙力は皆無だが、橘は自分がちんこを蹴り飛ばしてこうなったとは口が裂けても言えなかった。
「本当ですか、、、明日は大事な決闘があるっていうのに…、このままだと、本当に負けてしまう。」
「決闘って、明日なにか大事なことがあるんですか?」
慌て続ける凩を見て、申し訳なさそうな橘は、決闘について伺う。
「はい。別ギルドと少し揉めてしまって、対抗戦を行う予定なのですが、5人である相手ギルドに対して、私たちのギルドには四股さんと私の2人しかメンバーがいないんです。ただでさえ人数差で相当不利なのに、四股さんまで前日にこうなってしまうと、明日の戦いが不安で…。」
「そ、そうだったんですね、、(あちゃー、流石にまずいことしちゃったかなー??いくら変態クズに対してでも股間を蹴り飛ばすのは最低よね。しかも元々は私のファン、、、)⇦心の声。」
そして、彼女は提案をする。
「もし、よければなんですけど、その戦い、私にも協力させていただけませんか?」
「え、、?」
「実は、こうなった原因は私なんです。決闘なんて、知らなかったから…。だから、ちょっとお詫びをしたくって、、」
「ほんとうですか?しかし、関係のない女性の方を巻き込むほど、私たちは甲斐性なしではありません。きっと、こうなった原因は四股さんでしょう。だから、大丈夫です。気持ちだけ受け取っておきます」
丁寧に言葉を並べる凩だが、彼女は諦めない。
「女性だからなんですか!?発端は確かに、こいつ!こいつよ!!ただ、私は戦えます。だから、お役に立たせてください!!」
あまり巻き込みたくはなかったが、彼女の押しにやられてしまう。
「そこまで申し上げるのなら、、承知しました。私たちにとっても貴方様がお力になることは、とても助かります。名乗り遅れましたが、凩衛です。よろしくお願いします。」
「あはい!私は橘 愛菜、この街では、ベベって言う名で通っています。」
「ベベって、ソロプレイヤー5位の、ベベさんですか!?」
驚きが隠しきれない様子。
「一応そんな感じです!」
「それは、すごい、、とても心強いです。これなら、きっと勝てる…!」
何か確信したのか、凩の目に光が出る。
「少し硬すぎるのでタメ口で行きませんかー?」
「生まれつきこういう家庭で育ったもので、タメ口が少しばかり苦手なのです。ベベさんは自分のお話ししやすい話し方でお喋りください」
「あ、はいw」
TKBにベベが加担した今、俺らに待っているのは勝利のみ。あの飛んだクソ野郎集団を骨まで残さずボコボコにしてやろう。
そして、当日
俺は目覚める。
「は!今何時だ!?」
「決闘の約束の2時間前、11時よ。」
「橘真香!?なんでお前がここに!」
「その名前で呼ぶな!死ね! まぁ、ちょっと申し訳ないことしちゃったから、私が決闘ってやらに手を貸すだけの話よ。」
「はーん。俺の股間思いっきり蹴っ飛ばした女がよく言うな!!もしこれで俺の息子が折れたりしたらどうしてくれてたんだよ!!責任取れるかこの野郎!!ていうか折れてるだろこれ!!」
「はー?アンタがいきなり、下品なもの見せびらかしてくるからじゃないの!最低!ロリコン!」
「元AV女優のくせに、そんなことで恥ずかしがってんのかよ!お前本当に非処女か?」
「なっっ、経験人数100人越えなめんじゃないわよ!クソ童貞!」
まるで、英才教育を受けまくった小学生の男女の言い合いだ。
「四股さん!やっと目覚めましたか。本当に心配しましたよ。しかし、ベベさんが加担してくれた今、私たちに見えるのは勝利のみ!!さあ!戦いに行く準備しましょう!」
「お、おう!」
べべの加担により勝利への希望が持てたようで、一番はりきっている様子。
「昨日は、その、悪かったわ。ただ、アンタの実力見せてちょうだい。」
「橘も、足手纏いになるなよ?」
「うっさい!!死ね!」
そう言うと同時に俺の足を思いっきり踏むが、それすらも俺に力を与える。なんせ、今俺の足に触れているのは大好きだったAV女優なのだから。
約束の時間が迫る中、橘を加えたTKBは待ち合わせの場所に足を運ぶ。そこにはすでにメロ族の5人が立っていた。
「逃げずに来たことだけは褒めてあげようかなーw」
「逃げるかバーカ。ボコボコにされる準備はできてるか?」
「ほんとに口だけは達者だなあ。まあいい、実力で分からせてやるよ」
すると、橘が言う。
「決闘の相手ってこいつらのこと?めちゃくちゃ弱そうだけど」
メロ族の一味へ指を指しながら小馬鹿に言う。
「誰だこの小娘。お前らの連れにこんな生意気いたのか。」
「ああ、生意気ではあるが、一応仲間だ」
「は?誰がアンタの仲間になるのよ。」
「凩は俺の仲間になってくれたぞ?」
「きっと、脅されたのね、、」
「うるせえ!くそびっち」
「黙って、ロリコン」
戦う相手がいるのにもかかわらず、2人の世界に入り込み言い合いをする。
「ほざくなガキ。まあいいか、雑魚一人増えたところで殺す手間が増えるだけの話。」
「ふーん。」
橘は腰ポケットに入っていた銃を取り出して、その言葉に歯向かう。
「私の場合は、雑魚一人増えたところで何も変わらないけども?」
その銃を目路に向けて言う。
「だって、0+0=0 ね?簡単でしょ?」
バン
目路の頭を撃ち抜く。
「な??反則だr」
目路は言葉を失う。
「反則?ルールは破るためにあるものよ」
メロ族の一味は倒れた主将をみて一瞬にして橘の方へ動く。
メロックス「卑怯だぞ小娘!!!」
目黒「勝つために手段は選ばないってか」
ロメロ「i ganna kill you」
メロス「穏やかじゃないねえ」
一人の女の子だろうが関係なく攻撃を仕掛けるメロ族。しかし、橘はその攻撃に対応し次々と避ける。攻撃を見切っているかのように。
「スタートダッシュは大事だと思わない?」
メロックス「舐めやがって!!」
メロックスは大きな雄叫びを上げる。その声が地面を揺り動かせ、大きな岩が空中に浮かぶ。
「もっとだ!!ウゴオオオオオオ!」
声を上げれば上げるほど、岩が大きくなる。
「結界生成」
攻撃が来ると察知し、凩は、橘の周りに結界を張る。
「へっ!結界師かあ!」
「どんな大きな岩であろうと砕いてやる」
メロス「解除」
その瞬間、凩の張った結界が剥がれる。何が起きたんだ?
「メロス!?貴様っ」
「残念でしたね、凩先輩」
四股「知り合いか?」
凩「はい。彼は、私と同じ結界師の女城 京介。同じ師範から教わった、私の後輩です。これは厄介な相手ですよ」
「凩の後輩!?どんな奴なんだ?」
「メロスは、私が作る結界を熟知しています。結界は、面裏の性質を反対にして被せることで、解除されてしまうんです。」
メロス「ちょっと喋りすぎですね~、、 電陣生成」
メロスの結界が、橘を襲う。
「体が痺れるわね」
「電陣生成内では、40ボルトの電流が体内に流れ込み続ける。並の人間じゃあ耐えきれない」
メロスの電陣生成に続いて、メロックスも動く。
「岩石韻撃」
「くらええええええ!!!」
直径12m程までに作り上げた岩を投げ込む。
四股「俺がとめてやる!!!!」
落ちてくる岩を割ろうと、金玉に力を入れる。すでに真香ちゃんで事前にシコっておいたから、準備は万全だ。
射精拳‼︎
シコリティを載せた攻撃で、岩が大きく粉砕される。しかしその直後、
ロメロ「your opponent is just me. light?」
ぐあっ‼︎
何か英語が聞こえたと思ったら、横からエグいのを喰らった。
俺は数十メートル先のビルまでぶっ飛ばされ、コンクリートを凹ませて止まった。脳に衝撃が入り、うまく立ち上がれない。
しかもこれだけでは終わらない。ロメロは殴り飛ばした距離まで一気に跳躍して更に蹴りを入れる。
右腕と凩の結界で守ったが、その馬鹿力で後ろのビルが砕けた。相当痛い。
「Come on. Mr, Sicorist.」
「多重磁結界」
凩は、メロスに向かって攻撃を仕掛ける。しかしメロスも、同じようにマルチバリアを打つ。
「まあそりゃそうですよね、ならこれはどうだ!
多重磁結界・改‼︎」
メロスは少し驚いたような顔をしたが、またすぐに多重磁結界を放った。
多重磁結界は、文字通り磁力を使う結界だ。より細かい渦を生成することで、威力は倍増する。しかしメロスは、通常のマルチバリアで、凩のマルチバリア・改を弾いてみせた。
なんだ、あの魂力の量は…?
凩は困惑する。結界師は、同じ過程を経て作られた数珠から魂力を吸収して使う。それにより、魂力に違いが出ることは、まずない。つまり、結界師の上下を決める要因は、技の練度以外あり得ないのだ。しかし、ロメロは自分の二倍以上の威力のマルチバリアで相殺してきた。
これは一体…
メロスはにやけながらビルの屋上に飛び上がる。
「なあ先輩。俺の魂力の量が不思議でたまらないって顔だな。教えてやろうか?」
そう言ってメロスは誇らしげに、自分の羽織を脱いで、上半身を曝け出す。
「なんだあれは…!」
「この街の人間につけてもらったんだよ。このチクニティ発生装置。これつけてると、どんどん力が出てきて、気持ちよくなってくるんだ。」
そこには、機械がはめ込まれ、肋から肩の範囲が機械のチューブに侵食されている後輩の姿があった。
「お前…そんなのに頼って、、それでも結界師か!」
「黙れよ!いいんだよ、気持ちよく戦えればそれで。だからね!これで凩先輩をぶっ潰してみたかったんだよ!!」
「多重磁結界」
メロスは、先ほどの威力の多重磁結界を、3本同時に撃った。
「くそ、防御結界…!」
しかし、その威力と速さに防御結界は破られ、凩は肩を貫かれた。
「ぐあっ、、、粗野な装置に頼っている後輩なんざに負けてたまるか」
肩から血を流しながら、瓦礫の上に立ち上がる。
「でもこのままじゃ負けるんじゃなーい??全部聞いたよー?極楽鳥花の崩壊もね。今頃、七色くんは何をしているのかなー??」
「そんな奴のことなんか忘れた」
「強がっちゃって。それで次は変なシコリストと遊んでるらしいなー、類友だよねほんと」
「四股さんのことを悪く言うな! 彼は、私が見てきた人間で一番強くて頼もしい。少し変なところもありますが、全部含めて尊敬できる人だ。メロ族にあなたがいることは知りませんでしたが、TKBには勝てませんよ」
「まーだそんなこと言ってる。ったく、わからせてやるかー」
メロスは左腕につけている数珠を胸元に当て、呪文を解く。
「我、龍なり。」
メロスの数珠が光る。
「こ、これは!いつの間にこんな技を…!」
「あははははは、その顔を見たかったんだよ!」
「多重磁結界・改」
「そんなんじゃ弱すぎて話にならないよ!?」
「龍界」




