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入院/手術(5/8日目)

深夜4時。

尿の管によるデバフは永続デバフだったらしい。どれだけ時間が過ぎようと、一向に痛みがなくなることはなかった。

10秒に1回ぐらいの頻度で、爪楊枝で血が出ない程度に刺されているような、そんな感じ。

とにかく辛い。眠れなくなるような仕組みってどうかしてるだろ、これ。やる前に個人差はあります、と聞いていたが自分はどうも駄目側の人間だったらしい。

痛い、尿意、痛い、尿意。これの繰り返しで気が狂いそうになっていた。

は、早く日よ上がってくれ!


朝6時。

ついにこの時間がやってきた。起床時間になり部屋の電気がついた瞬間をいまだに鮮明に覚えている。

自分のベッドに看護師がやってきた瞬間、即座に懇願した。


「カ、カテーテルを外してください!」

「あ、先に血液検査したいので採血しますね~」


悲劇。何たる悲劇。痛みが取れるという希望から一転、さらに別の痛みを追加されるという始末。これがお前らのやり方か。。

ただ、カテーテルが外れる喜びは相当だったらしい、嫌いだった注射も難なく終わらせ、ついに至福の時間がやってきた。

採血してくれた看護婦さんがついでといった形で自分の布団をめくり一気にズボンを下げる。そして慣れた手口で自分のあれから管をスポンッ!と抜く。

恥ずかしい!とか感じることは全くなかった。とにかく抜けた。ただそれだけで幸福度はMAXだった。

まだ体は自由に動かないが、体についている管が1つ無くなるというのは、自分を縛り付ける鎖が取れる感覚だ。

テンションが上がった自分にさらに良いことが起こる。朝食の時間だ。正直そこまでお腹が空いているという感覚は無かったが。

いつも通りのザ・病院の朝食。暖かい食パン2枚、ジャム、牛乳、薄いスープ。最初にスープを口に含んだ時、あ、自分って何も食べてなかったんだ、ということに気づかされた。よくよく考えたら一昨日の18時から何も食べてないのか。

これがまぁ美味しいこと。空腹は最高のスパイスとはよく言ったものだ。

ぺろりと平らげ横になっていると、看護婦さんから尿瓶を渡された。体があまり動かなかったのでできるかどうか不安だったが、何とか横向きになれることは確認できたので一安心。

管の痛みから解放された私はそこからすぐに眠りにつくのであった。


朝10時。

尿意で目が覚めた自分は人生初の尿瓶に尿をすることに。何とか体を横向きにして尿瓶に向かって用を足す。最初は少し痛かったがそこは慣れの問題。気づけば難なくできるようになっていた。

ただ、予想外だったのは頻度。のども乾いていたのでペットボトル500mlを2本ほど一気飲みしたのだが、それもあってなのか、頻度が半端なかった。

少し汚いが、午前中だけで尿瓶の交換を3回ぐらいはしてもらった記憶がある。いらなくなったゴミを出すのに、自分の体も必死だったということだろう。


昼12時。

昼食の時間。体も少しずつ動くようになっていて、問題なく食べることができた。多分もうこの頃には歩けるようにもなってた気はするが、まだ血抜き用の管が腰についていたので、歩くのは許可されなかった。

まぁ、不安だった術後の痛みなども全然大丈夫だったので一安心。


夜6時。

夕食の時間。特筆すべき事項は無し。この日は今朝の管が取れたことがすべて。ゆっくり眠れる世界に感謝。

痛み度。(MAX10です)


<恒常痛み>

腰 :1

左足:0

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