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女神の贖罪  作者: つなみ
序章
5/7

4.テスト

事情といっても、

「道端で金髪の少女が倒れてるのを見つけて、

連れ帰ってベットに寝させてたら、今起きた」

と言っただけである。

女神なんちゃらのことは言っていない。


その後、シャリールはお母さんの手作り料理を食べた。

今日は魚料理だったが、彼女は肉よりも魚派らしく、

美味しそうに食べていた。




そして翌日、シュベルはテストで頭を抱えていた。


(土日勉強してなかったから結構忘れてる…!!)


テストの内容は、もちろん「女神戦争」のことや、

魔術の基礎基本の呪文や原理、魔素について、

7つの女神について、特定の魔物との有利な取り方などなど…

かなりの内容だったが、


シュベルはあの二日間のせいでごっちゃごちゃになっていた。


(特に有利な取り方なんか授業でやったか…??)


もちろんやっている。なんなら授業内で実践に行って

ゴブリンじゃなくてトロールが出てきてやばかったという

非常に記憶に残りそうな出来事があった。

(ちなみにゴブリン族の弱点は火の魔法である)



…そんなこんなで、テストが終わった。


(終わった…)


シュベルは椅子に全身の体重を任せ、天を仰いでいた。

すると、遠くの席から誰かが走ってきた。


「なあっ!テストどうだった!?」

「っ…!? びびった…誰ってラインかよ。」


赤髪のショートで、明らかスポーツが好きそうなこの少年は、

シュベルの友達のライン・ヴァーデンである。


「どうって……終わったよ…」

「え?嘘でしょ?前めっちゃ勉強してたじゃん」

「土日で全てが吹き飛んだ。」


「「はぁ???」」


二つの声が同時に聞こえたが、1人はライン、もう1人は

その横に立っていた。


「いやいやいや、つい4日前とか


「マジで満点余裕だわ」


とか言ってたくせに…!」


全然そんなことなかったシュベルにキレているこの

銀髪ロングの少女は、またシュベルの友達の

ルシア・エルフェンである。


「いや、なんで音もなくいるの…?結構びびったんだけど…」

「ラインもやられてるじゃん」

「いや本当にそれどうやってるの!?」




ちなみに、彼らの髪色が特殊なのは演出ではなく、


ラインは、かの有名な炎の聖騎士「ドラゴ・ヴァーデン」の

弟である。そしてその人も赤髪だ。

それは、同じ血を引くものとしてあたりまえだが、


彼らの血を引くものは大体なにかしらいの「聖騎士」に

なっている。


だがら、あの赤髪は少し特別なのだ。


ルシアは、おばあちゃんが「水の1級魔術師ミレーユ」であり、

その…一度授業に来てもらったのだが…

おばあちゃんと聞いていたのに、なぜか、


すんごい髪の長い小さな少女が来ていて…


一応、彼女は「魔女」らしく、

その見た目で200歳は超えていると言う…


その人ももちろん銀髪だ。お母さんは普通らしいが、

通常よりも魔力の量やコントロール力がすごいらしい。



まあ、そんなすごい家族がいる2人と俺は友達だ。



友達ってより、幼馴染で、親友だな。



(…しかし今考えてみれば、旅に出たからこいつらとは

しばらくお別れなのか…)


「って、そういえばあいつ…」


思わず口に出てしまった。


あいつ___シャリールは今は家にお留守番してもらっている。

シュベルが出かける時に、「私は貴方様の使なのです、

おそばに居させてください…!」と言ってきたが、

流石に何かとやばそうなので…ね…


「ん?なんか喋った?」


ラインが聞いてくる。


「いや、なんでもないよ。ってか、もう休憩時間じゃない?

お昼食べに行こうよ。」

「ほんとだっ、よし、食堂に行こう!」


と、3人は食堂に向かった。



ほんと、いい仲間に恵まれたもんだ。





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