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Life is Reloded  作者: MC.Ht
第二章 『巻込編』
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10. 中身の核心は?

こんにちは!

宜しくお願いします!

  村を襲い眼前の女性達に乱暴をはたらこうとした冒険者らしき者達を一頻りノシた後、迅は一つの疑問を抱えていた。

 

  この程度の戦力で攻めて、オーク・コボルトの村が陥ちるものか?


  周囲を見渡し転がっている死体に目を遣るが、どう見ても数が異常に多い。

  先の発言からすると、今回この人族的には大討伐とも言うべき虐殺に加担していたパーティはC〜Dクラスのパーティが寄り集まっていた様子である。

  その戦力で奇襲を掛けたとしても、果たしてここまで一方的な結果になるものか。

  迅は顎に手を遣り思考を巡らせていると、声が掛けられた。


「すみません、宜しいですか?」


「ん、あぁ。 何だネーちゃん。」


「この度は助けて頂き、ありがとう御座います。 私はCクラスパーティ『破邪の隊』のリーダーで、『ドレイス』と申します。」


「あー、そうか。 俺はえーっと、何クラスパーティだっけか、『楽団』っつー出来たばかりのパーティメンバーで『ジン・サナダ』っつーんだ。」


「先の会話で聞いておりましたが、あのサナダ氏でしたか。 昨日の決闘、耳にしてはいましたが凄絶の一言でしたね。 あの『狂陣』が解散させられるとは…。」


「悪いな、雑談はまた今度にしてくれや。 今回の事の顛末を聞かせてくれねぇか?」


  迅がそう促すとドレイスと名乗ったショートカットのボーイッシュな女性は説明を始めた。


  曰く、

 ・ 本来は一つの調査目的であったが、利害の一致したパーティと依頼が複数集まって集団依頼に変わった『らしい』。

 ・ 仕切り役はこの近辺でも有名な『鉄腕のロブ』が率いる『終わりの始まり』パーティで、彼が所謂『合従団』という風に呼称し始めた。

 ・ オークとコボルトの生息範囲等が確認出来た為、帰投を意見したが受け入れられず、一部が暴徒の様になったかと思うと、あっという間に村へと侵攻してしまった。

 ・ 何人かは止めたが、数の暴力には抗えず、更には自パーティまでも潰されそうになった。

 ・ どういう段取りかは不明であったが、自分達『合従団』の侵攻方向と逆側からも侵攻があった。


「そうか。 まぁアレな目に遭ったみてぇだが、危機一髪のトコで良かったな。 お仲間のブッ倒れてた野郎二人は?」


「二人共意識は回復しましたが、暫くは動ける状態ではありませんね…。 何とか魔力を回復して回復魔法を掛けてあげたいのですが…。」


「ウチのリーダーが了承すれば掛けてもらえや。 それより、だ。」


  迅が険しい表情になったのを伺い、ドレイスは一つ身震いをする。

  だが果敢にも、迅に質問を重ねる。


「ど、どうされましたか?」


「…メンバーをそこらの建物に避難させな。 動けるヤツもアンタも含めて、だ。」


「え…、あの…?」


「さっさとしろ。 死にたいか?」


  迅の冷たい視線を伴って投げつけられた言葉にドレイスは慌てた様子で踵を返し、パーティメンバーと共に近くの建物に身を隠す。


「お前らもだ。 家やらその辺の建物に避難しとけ。」


「あ、アンタ平人族だろ? 何だって俺達の事を…?」


「後で説明してやる。 早くしろ。 碌でもない事が起きようとしてやがる。」


  オークやコボルトは動ける者が重傷者やらを必死に引き摺ったりして近辺の建物に逃げ込んだ。

  中には『破邪の隊』と同じ建物に入った者達も見受けられたが、『破邪の隊』はロープを切ったり、それこそ侵攻を止めようとしてたから大丈夫だろうと迅は楽観して考える。


「さて、と。 何だかアレだな。 カチ込まれる前の雰囲気か。 アレに似た空気が漂ってやがる。 んでもって…、嫌〜な臭いがしやがるな。」


  迅は次元鞄から再びミストルテインを取り出し、鉄矢を番える。


「あー、抗争とは言え、ヒトをバラすのは嫌なんだが…、んな事言って自分が死んだら洒落にならんしな。 毎度毎度とは言え、こういう時は本当に、やるせねぇな。」


  溜息を吐きながら五本の矢を引き絞り、摘んだ指を放すと目の前に広がる茂みと森に矢が吸い込まれていく。

  射出するとすぐにまた五本番え、そして放つ。

  【弓術】アビリティの中級スキル[乱れ撃ち]を使い、目標を定めぬまま、しかし確実に攻め入って来ているであろう方向へ正に乱れ撃つ。

  矢筒が三本空になった所で手を止め、ミストルテインを次元鞄に仕舞い込む。

  と同時にブリューナクを引き出し構え、合流したパーティメンバーに声を掛ける。


「ったく…、遅ぇぞお前ら!」


「ご、ごめんなさいジン! 私が足を引っ張ってしまって…。」


「怒るんじゃない主! リィナは悪くないのだ!」


「るっせぇ保護者! ったく、こういう時にゃ素早さ増のバフ掛けて走れよリィナ!」


「うぅー、ごめんなさいってば…。」


「御主人様、リィナさん、そこまでに致しませんか? 向こうも準備が整いつつある様ですし。」


  いつの間にかジンの隣に立っていたヴェルティが、迅の耳元で囁く様に報告する。

  迅か一つ身震いをしヴェルティに文句を言おうと横を向くと、思った以上に近い場所にヴェルティの顔が有り慌てて一歩後退る。


「ち、近ぇんだよ毎度毎度!」


「仕方ありませんわ、御主人様。 私の居場所は常に御主人様のお近くですから。 …と、余興は一度棚上げ致しますか。」


「だな。 ジャンヌ、バレット! 出会い頭を刈り取れ。 討ち漏らしはリィナが頼む。 あぁ、まだ【剣術】はレベル低いだろうから、魔法で構わんぞ。 ヴェルティはリィナのバックアップ頼む。」


「任せな、御主人! バレット、今度は負けないよ!」


「ふむ…、勝負が出来る状況であれば良いがな。」


「…何が言いたいのサ?」


  意味ありげなバレットの言葉にジャンヌが問いただす。

  バレットはジャンヌを横目でチラリと見遣ると、


「…隊列を組んで引き始めておらぬか?」


 と言った。

  その言葉を聞き、迅はリィナに索敵を頼む。


「ホントだ。 包囲隊形は崩してませんが、徐々に距離が離れていってます!」


「削り過ぎたか? それとも…。」


「御主人様のお考えの通りかと。 上空から三つ、大きな何かが降りて…きましたわ。」


  ヴェルティの言葉とほぼ同時に10数メートル先の森から砂煙が上がる。


「今落ちてきたのって、もしかしてよぉ…。」


「ええ、小型の竜種、ワイバーンですわ。」




 ワイバーンがあらわれた!

御覧頂き、ありがとう御座いました(o_ _)o))


ブックマーク、66.67.68件目、ありがとう御座います!

回を追う毎に増えてるのは、非常に嬉しいです!


余談ですが、更新情報やらは活動報告で前日に書いてたりします!

知らなかった!的な方は、この機会にヒマ潰し程度でお目通し頂けましたら幸いです。

書く時間は今回みたいに遅かったりもしますが、基本的には前日に書いてます。

書いてなかったらバタついて忘れてる可能性大ですごめんなさい( ;´Д`)

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