31. 面接-4
こんにちは!
宜しくお願いします!
ジャンヌとの第2ラウンドが始まったが、迅は内心焦っていた。
銃による近接戦闘は数え切れない程の死線を潜り抜けたお陰で、相応の習熟度である。
だが、いくら【弓術】アビリティを取得した上に【銃術】と似通っているとは言え、弓で近接戦闘が出来る気はあまりしないのである。
幸いミストルテインは【破壊不能】アビリティが付与されている為荒っぽく使っても問題は無さそうだが、かなり不安は残る。
「まぁ啖呵は切っちまったんだ! やるしか無ぇか!」
そう言うと腰から下げた矢筒より二本程矢を左手に取り弓に対して直角に、矢を平行に持つ。
右手にも二本矢を持ち、どの矢も番えずにジャンヌへ向かって、かなりの速度で走り出した。
不敵な笑みを浮かべたジャンヌは大きな手甲を付けた左手を前に構え、右手の大剣を大きく振りかぶる。
「ハッハッハ! 元気いいじゃないか! 此処でお別れなのが名残惜しいくらいの男だが、…これで終わりなっ!」
ジャンヌはそう叫ぶと、接近してきた迅に対し順手に持った大剣を袈裟懸けに振り降ろす。
大剣の重量による加速も相まった恐ろしい鋭さの斬撃だったが、左脚を軸に後ろ向きに回転して避けた迅は、物凄い速度で振り下ろされる剣の腹に向けて回転の勢いそのままローリングソバットを決めて剣筋を更にズラす。
ジャンヌは驚いた様子であり、大剣での斬撃を避けられ、逸らされた上にそのまま地面に刺してしまう。
だがその直後に剣を放して左手でバックスピン式の裏拳を放ち、
「これで、墜ちろぉぉっ!!」
と叫んで風切り音が聞こえる速さで裏拳を振り抜く。
だが、
「クソッ!コレも躱すのかい!?」
ジャンヌはそう毒突くが、明確な殺気を察知しバックステップでその場を一歩分飛び退く。
すると、自身の頭があった空間へ斜め前方の下から二条の線が引かれる。
「は!? このタイミングで!?」
驚くも束の間、眉間・喉を狙った二矢が更に追撃を加えてくる。
次の体制を考え左方へと側宙でそれを躱すも、右足着地と同時に足元へ更に一矢が地面に突き刺さる。
鉄製の硬い矢に躓き尻餅をつく格好になった瞬間、上体を支える両手元に矢が無数に突き刺さった。
「よぉ…。 まだ、やるかぃ?」
ジャンヌが手元から声の主に視線を移すと、冷たい目をして質問をする迅が弓を構えていた。
その視線の感情の無さと二本の矢の狙い所…眉間と心臓辺りが判り、諦めた顔で首を振り言葉を続けた。
「いや…。 降参サ。 煮るなり焼くなり…、犯るなり好きにしな。」
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ストーリーが中々前に進まずやきもきされるかと思いますが、なるべく丁寧に描写しながら書いてるつもりですので、愛想尽かさずお付き合い頂けたらと思います( ;´Д`)




