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Life is Reloded  作者: MC.Ht
プロローグ 『準備編』
11/77

11. 条件設定、確定

読んで下さった方が、とうとう100人を超えました!

嬉しい限りです!

今後共宜しくお願いします(o_ _)o))


ぶ、ブックマークなんかは如何ですか?w

「神様よぉ。 槍はまた実戦で試運転するわ。 多分先に進まねぇぞ、コレ。」


  神様の目がグルグル回るかの如く動きまわるのを見て、迅は提案する。


  ハッと気付き、神様は漸く我に返った。


「そ、そうですね! あとちゃんと銘を呼んであげて下さいよ! 武具、特に神器の類は、名前を呼ぶ事で相応以上の性能を発揮する事もあるんです。 お願いしますね!」


  割ととんでもない事実を注意書きのノリで伝えられ、迅も流石に困惑する。

  愛着のある相棒の半身なだけに銘を呼んで愛でたいのだが、これ以上強くなるのは『強くてニューゲーム』ではなく、『チート』な気がしてならない。

  因みに、客観的に見れば既にチートモードである。

  あまり悩んでも仕方無いと割り切り、迅はもう一つの片翼を要求する。


「神様、次だ。 弓を。」


  ぶっきらぼうにそう言うと、神様は膨れっ面で返答する。


「ミストルテインです! もう、迅さん!」


  プリプリ怒った風にしながら、ミストルテインと呼ばれた弓を受け取る。

  先のブリューナクもそうであったが、それ以上の軽さに驚く。

  サイズと重さが釣り合わず、軽く混乱する迅だが、そういうモンかと簡単に割り切る。

  長寿は伊達では無いのだ。


「よし、矢をくれ。 一発くれぇで構わねえ。」


  神器を授けられる側の発言とは思えない。

  だがその空間に居る二人にはそんな事は御構い無しである。

  神様は空間から矢を一本取り出すと、迅に手渡した。


「ありがとよ。 んじゃいくぞ? 腰抜かすんじゃあねぇぞ?」


  そう言うのが早いかどうか、一気に弓を引き絞る。

  まず軽い。

  昔の出来事だが、孫と縁日に行った際に弓矢の射的で大人気なく無双してやった時の弓くらい軽い。

  目一杯引いたまま止め、そんな事を思い返してみるが、負荷はほぼ無い。

  ハァと大きく溜息を吐き、矢を摘んでいた右手を放した。

  手を放した刹那、凄まじい音が響いて矢が消える。

  ミストルテインを手にして迅は二度目の溜息を吐き、神様にまた手渡した。


「今のはもしかして、威力が強過ぎて射出直後に弾けたのか? コレ木の矢じゃ駄目だな。 鉄とか金属で作らねぇとなんねぇぞ。 【生産術】アビリティでなんとかなるのか?」


  またしてもとんでもない事実が発覚し、神様は頭を抱える。

  神器は意志を持つ、とは天界では割と知られた事実である。

  だが意志を持ち、持ち手を選ぶなどとは勇者の装備関連以外では聞いた事が無い。

  性能含め、紛れもなく神様作の神器の中という範囲だけでなく、天界屈指の神器である。

  その件は一旦棚上げし、迅の質問に答える事とした。


「【生産術】アビリティで作れると思いますが、金属を扱うのでしたら[鍛治]スキルが紐付けされてあると便利ですね。 付与しておきますので、色々試してみては如何ですか?」


  最初から何かを始められるというのは、本当に魅力に思える。

  何より生前に興味のあった鍛治仕事となると尚更である。

  快諾の意味を込めて深く頷いた。


「それと、先程ご希望のありました鑑定用で神族専用アビリティ【神眼】も付与しておきますね。 あ、きっとお役に立つと思いますので、ステータスを隠して偽装出来るこれまた神族専用アビリティの【鑑定妨害・神域】と、万が一の保険として勇者でも持って無い反則アビリティでもある【自然治癒】もサービスしておきますね。」


  これで、全ての条件がクリアされた。

  …若干?のチートアビリティはこの際追求はせずにおくが。

  さて、此処から先は、また永い人生の旅となる。

  真っ白で何も無い空間ともおさらばであり、神様とも一時の別れとなる。


「これで…、全て整いましたね。」


 と、少し寂しそうに神様は零す。

  そう言う神様を見る事も無く、迅はブリューナクとミストルテインを丹念に調べている。

  仕方無いか、と神様がポツリと言うや否や、迅は神様に向き直って言葉を発した。


「神様よぉ。 アンタの名前は、コイツ達に刻んでねぇのか?」


  予測もしなかった質問に拍子抜けした神様は、とりあえず質問に答える。


「い、いえ、刻んでおりませんが…。 何か不都合でも?」


  不思議がる神様に、迅は当たり前だと言わんばかりに答えた。


「武具の類は製作者が名前を刻むのが習わしだ。 それに、アンタの名前も知らねぇ。」


  思えば『神様』としか呼ばれていない。

  何と無くではあるが、迅が自分に心を許してくれた気がした。

  本当に、何と無くであるが。

 

  旅立ち前の、残り少ない遣り取りが始まった。

御覧頂き、ありがとうございました!

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