第四話 夏祭りやでぇ~っ!
夏祭り 縁日が並ぶ中、何を食べるかきょろきょろするアイ
「検索。混乱。制御不能」
それぞれの浴衣姿、
ケイの着流しっぽい浴衣、ユキの浴衣、アイのちょっと幼い感じの浴衣
最後に大きな花火が上がる……ドンドンと大きな音がする。
アイが言う「楽しい、母が生きていたら一緒に来たかった」
「ん?」顔を見合わす二人
「お母さん、亡くなっちゃったの?」
「うん、病気でずっと前。記憶検索不能」
「そっかぁ、でもな。多分、いつも空からアイのこと見てると思う。あのお月さんみたいにな。
だから今日も一緒の花火見ているよ」とアイに微笑みかけるユキ
「ありがとうございます。」顔をゴシゴシと拭くケイの姿があった。
「あ、大丈夫ですか?」逆に気を遣うユキ
「大丈夫です。私は仕事柄、出張が多いので、ゆっくり話も聞いてやれず。父親失格です。」
「大丈夫ですよ。転校初日にお父さんのこと自慢してたんですよ、アイは」
オイオイ声を上げて泣き出すケイ
「あ、ちょっと、どこかで休んどいてください」
「はい、そうさせていただきます。アイはゆっくり楽しんでおいで。」
「分かった。すごく楽しいから大丈夫。父警戒解除可」少し父を心配そうに見つめるが、
「あと、もうちょっとで終わるから、ゆっくり見てような、アイ」
アイは静かに黙って頷く
「絶対忘れない」




