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電子の海に、朝の月 -あと5分寝かせて-  作者: 久遠 宙


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第四話 夏祭りやでぇ~っ!

夏祭り 縁日が並ぶ中、何を食べるかきょろきょろするアイ

「検索。混乱。制御不能」


それぞれの浴衣姿、

ケイの着流しっぽい浴衣、ユキの浴衣、アイのちょっと幼い感じの浴衣



最後に大きな花火が上がる……ドンドンと大きな音がする。

アイが言う「楽しい、母が生きていたら一緒に来たかった」


「ん?」顔を見合わす二人


「お母さん、亡くなっちゃったの?」


「うん、病気でずっと前。記憶検索不能」


「そっかぁ、でもな。多分、いつも空からアイのこと見てると思う。あのお月さんみたいにな。

だから今日も一緒の花火見ているよ」とアイに微笑みかけるユキ


「ありがとうございます。」顔をゴシゴシと拭くケイの姿があった。


「あ、大丈夫ですか?」逆に気を遣うユキ


「大丈夫です。私は仕事柄、出張が多いので、ゆっくり話も聞いてやれず。父親失格です。」


「大丈夫ですよ。転校初日にお父さんのこと自慢してたんですよ、アイは」


オイオイ声を上げて泣き出すケイ


「あ、ちょっと、どこかで休んどいてください」


「はい、そうさせていただきます。アイはゆっくり楽しんでおいで。」


「分かった。すごく楽しいから大丈夫。父警戒解除可」少し父を心配そうに見つめるが、


「あと、もうちょっとで終わるから、ゆっくり見てような、アイ」


アイは静かに黙って頷く

「絶対忘れない」



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