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電子の海に、朝の月 -あと5分寝かせて-  作者: 久遠 宙


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第三話 みんな、仲良くして

大事にしていたフィギアをユキに壊されて怒り心頭のタケシ

それをなだめようと奔走するアイだったがうまくいかず、ついに泣き出してしまう


「お願いだから、みんな、仲良くして」


「あ」と顔を見合う二人、


「その、ごめんなさい。ちゃんと弁償するから許してください」


「いや、もう古くなってからな、もう壊れそうやったし、ええよもう」


「もう、仲良くできるか?ケンカしないか?」と心配そうにアイがのぞき込む。


「うん、もうせえへんで、ケンカももうしまいや、なっ、タケシ」と笑みを浮かべながら言う


「ああ、もうしまいや。どっかでジュース飲んで帰ろうか」


アイは黙って静かに頷く、そして

「私は炭酸が飲めないから、オレンジジュースがいい。要求提示」


「ウチはMUCHな」


「え、なんで俺のおごりみたいなことになってんの?」

うなだれながら、コンビニへ向かう三人。

「俺、フィギア壊されたはずやのに、おごりって……なぁ」


「器の小さい男はモテへんでっ!」とユキに背中を叩かれる


「ヘイヘイ、ごちそうさせていただきますよっと」

「タケシ、男前、大丈夫モテる絶対。確信。」

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