第2話 準備
引き受けたからには下がれないが、すでに俺の統治は始まっている。
手始めに集落の四隅に見張り櫓を作った。土台を土で固め丈夫な木の枝を組み合わせ人 2人分の高さの見張り櫓だ。
次に戦士組とそれ以外に分けて、戦士組は基礎訓練として懸垂をさせることにした、戦闘の最中よく見ていたが両軍とも筋肉のつきが大変悪い。
このままではいけないため筋トレから始めることにした。幸いにも戦士達は快く引き受けてくれた。それ以外には集落の周りに木の柵と大人が上半身しか地上にでないように堀も作らせた。
指示は簡単に出し、女子供でも作業できるよに実演した。とりあえずこれで簡単には負けなくなっただろう。
この世界に来てから3日がった。
目に見える成果といえば集落の防御が上がったことだろう。戦士組は2つに分けて1日交代で食料厚めと、筋トレをしていた。
本来なら1日休みを入れるべきだが超強力な体である彼らなら大丈夫だろう(厳密には遺伝子等)防衛施設が整ったらすぐに民家の改修を行った。
人が作ったものにケチはつけたくないがあまりにもみすぼらしいかったので、それなりに頑丈なものに建て替えるように命令した。
唯一の誤算は俺の家を先に作ると勝手に言い始めたところだろう。嬉しい誤算だが資源をバンバン使える状態ではないので1から計算し直す羽目になった。
「ソウキ様!大変です。「オルヴァル」の使者が来ました。同対応しましょう....」
4日目の朝早くにその言葉とともに見張り役が来た。寝癖がついたままだったが即座に使者の元に向かうことにした。
「我こそは偉大なる「オルヴァル」の使者である!この度はそなたら配下にすべく迎えに来たのだ!代表者を決めて直ちに我らの棟梁に会いに来るがよい。断るなら容赦はしないとだけ言っておこう。」
早々に使者があれこれ言い始めた。そもそも全部断るつもりでここにいるわけだが使者の態度が気に入らない。
絶対自分達を下に見てる。我慢の限界だった護衛兵として連れてきた戦士長に一言はなった。「殺れ」放たれた一言をすぐさま理解した戦士長は槍で使者の心臓を刺し気絶死させた。
どうやら心臓など重要な臓器を壊すと簡単に死ぬらしい。
使者を殺した後すぐさま行動を始めた。
まずは食料の備蓄だもともとそれなりにあったが今の倍に増やすよう命令した。それに防衛設備も増築し柵は2重にし見張り櫓は4倍に増やした。不安がまだあるがこれ以外にもやることは山程ある。
しかし、敵である「オルヴァル」はそれを許してくれるほど優しくはなかった。
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