↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に勇者召喚されたけど、冒険者はじめました  作者: カーブミラー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

892/911

892【三人組とマリア】

続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。


今話は、少し短めです。

 スクライスと三人は、明日の朝に町門での待ち合わせをして、別れた。

「独特の雰囲気だったな」とオレ。

 オレの声に反応しない三人の背中を叩く。

 三人がびっくりして、オレを見る。

「呆けてるな。必要なものを買ってこい」

 三人が大きくうなずいて、ギルドを出ていく。

 三人を送り出し、エールを飲み干す。

 出ていこうとすると、止められた。

「すまない。少しいいか?」

 三人の冒険者が、立ちふさがっていた。中堅どころのように見える。

「何か?」

「今の話は、本当か? つまり、三人が抜けるというのは」

「抜けるんじゃなくて、一時的な別行動だ。いずれは戻ってくる」

「そのあいだ、追加は?」

 これは、パーティーに加わりたいって話かな。

「入れる予定はないし、入れる余裕もない」とピシッと答える。

「入れてもらえないだろうか?」「オレたち、あんたの指揮下でやりたいんだ」「頼むよ」

「今も言ったとおり、入れる余裕はない。それともなにか? オレを倒してでも確約させるつもりか?」と冷たく返す。

「三人相手に?」「それは無理だろ」「やめた方がいいよ?」

 オレは、人間撃退用装備を一瞬にして身に着け、すぐさま威圧する。

 三人が威圧に腰を抜かして、床に腰を打ち付けた。

 突然、装備が現れた上に、威圧を受ければ、ダラケた冒険者には対処はできまい。

「このくらいの威圧に負けてるようじゃ、うちのパーティーには入れられない。わかるか?」と見下してやる。

 三人は、忙しくうなずいて、転がるように逃げ出した。

 オレはため息を吐いた。

 すると、パチパチと拍手の音。

 振り返ると、テーブル席に座っていた女性冒険者が笑顔で拍手していた。あちこちにキズのあるガッチリ筋肉質の冒険者だ。

 いつのまにいたんだろう?

「ここでケンカがはじまるもんだと、楽しみにしてたんだが、格が違ったな」

「悪かったね。楽しみを奪ってしまって」

「いいさ。B級冒険者のマリアだ。一杯奢らせてくれるかい?」

「もらおう。飲み直さないとやってられないよ」

「だな」

 彼女がカウンターに声を掛けると、すぐさまスタッフが運んできてくれた。

「B級冒険者のサブだ。よろしく」

 木のジョッキをぶつけた。

 ひと口飲む。

「あの三人が言ってたけど、パーティーから三人抜けるんだって?」

「あぁ、若い――といってももう大人――なんだが、パーティーを離れて自分の実力を知りたいって言い出してな」

「それで離脱か。戻ってくるようなことも言っていたな」

「ああ。同郷だからな。まぁ、親戚みたいなもんさ。こっちで頼れるのは、オレのところしかないからな」

「親から預かったのか?」

「似たようなものさ」

「そうか」

「そっちは? さっきまでいなかったよな? どこかからの帰りか?」

「いや、旅してるのさ。あちこちな。つい先ほど、この町に着いたばかりだ。そしたら、ケンカがはじまった」とエールをあおる。


読んでいただき、ありがとうございます。面白ければ、ブックマーク、評価、リアクションをお願いします。励みになりますので(汗)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。