表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に勇者召喚されたけど、冒険者はじめました  作者: カーブミラー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

850/872

850【グリフォン討伐その十六】

続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。


今話は、ふつうの長さです。

 長に向き直る。

「長。敵、縄張り、奪う、したいか?」

「もちろん」と即答。

「オレたち、敵、縄張り、奪う、手伝う、どうか?」

 長の目が鋭さを増す。もしかしたら、眉間にシワが寄っているかもしれない。羽根でわからないけど。

「なぜ」

「敵、縄張り、行く、大変。長たち、敵、縄張り、奪う、大変。力、合わせる、敵、縄張り、奪う、楽」

「そうだ。オレたち、考えていた。おまえたち、敵、闘わせる。あとから、オレたち、闘う。それ、楽。いいのか?」

「ダメ。敵、数、いくつ?」

「三十、いる」

「強い、いるか?」

「敵、長だけ。十、少し、強い。残り、ザコ」

「連携、するか?」

「少し、強い、十、連携、する」

「ザコ、どんな、動き?」

「突っ込む、だけ」

 敵戦力の把握が、しっかりとできているな。

「長たち、数、長、入れて、二十八か?」

 うなずく長。それから続けた。

「連携、全員、する」

 こちらの意図も把握したか。

「ザコ、片付ける、闘い、楽か?」

「ザコ、邪魔。いない、闘い、集中、できる。楽、違う。だが、勝てる」

「ザコ、引き付ける、できるか?」

「できる」

「わかった。ともに、闘い、するか?」

「する」

 オレは、ヘッジちゃんバリアに手を伸ばし、スイッチを切る。

 長は、自由になったことに気付き、翼を伸ばした。

 そこから、長と計画を話し合った。もちろん、みんなにも意見をもらって。


 計画が決まれば、とりあえず解散する。

 オレたちは、夕食。

 グリフォンたちは、そこらにいるボアをついばんで、腹を満たしていた。


 ***


 翌朝。

 オレたちは、朝食を食べ、お茶休憩を取る。

 それから装備の点検をして、身に着ける。

 顔を見合わせ、うなずき合う。

 それから、そばで待機していた長に向く。

「長、待たせた」

「行くか?」

「行く」

「今、敵、油断。勝つ」

 長の声からは、“必ず勝つ”という意志が見えた。

 待機組に向く。

「ダルトン、頼むぞ」

「わかってるって。そっちこそ、しくじるなよ」

「ほぉい」出撃組に向く。「行くぞ。配置に付け!」

 おう、と答えて、それぞれの位置に付く。

「出撃!」

 グリフォンたちが飛び立つ。敵の縄張りに向けて。


 十分もせずに、敵の縄張りに入った。

 地上でこちらを見つけたグリフォンが警告の叫び声を上げる。

 すると、手前から順にグリフォンたちが上昇してきた。その数がどんどんと増えていく。


 敵がおおよそ揃ったところで、長の鋭い鳴き声が響いた。

 それを聞いた先頭集団が、敵に向かって突進していく。

 それを見て、敵も先頭集団へと突進してくる。

 もうすぐ接敵、というところを先頭集団がひょいと避ける。

 それを追う突進してきた敵グリフォンたち。

 だが、突然、敵グリフォンの一頭が悲鳴をあげたかと思うと、飛べなくなって落ちていった。

 それに気付く間もなく、次々に悲鳴とともに落ちていく。

 中には、持ちこたえるグリフォンもいたが、かろうじて飛んでいる状態だった。


 もちろん、オレたちが射掛けたのだ。開戦直前までグリフォンたちに運んでもらい、そこからは隠遁とともに浮遊して、進む。

 敵に見えない状態での接近なので、警戒されるのは先頭集団のみ。

 先頭集団が接敵直前に回避して、それを追うグリフォンたちに射掛け、落としていく。

 十二頭が落ちた。留まっているグリフォンは五頭。戦闘継続が難しい状態だ。

 その五頭も次々に落ちていく。

 これで敵は三十頭から十三頭に減った。

 オレは隠遁を解き、長のところへ。

「減った。闘い、有利。オレたち、離れる」

「助かる」

 その返事を聞くと、オレは高度を落とす。

 まわりから、出撃組が姿を現し、集まってきた。

「落としたヤツを討伐するぞ」


読んでいただき、ありがとうございます。面白ければ、ブックマーク、評価、リアクションをお願いします。励みになりますので(汗)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ