848【グリフォン討伐その十四】
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昨日は私用で更新ができませんでした。
申し訳ありませんでしたm(_ _)m
二話連続更新します。
今話は、少し短めです。
お茶休憩をしていると、オレのところに長が近付いてきて座った。
「同じ、距離、飛ぶ。敵、縄張り、ある」
同じ距離を飛ぶと、敵の縄張りに入るのか。
「わかる」
「境目、オレたち、離れる。いいか?」
境目まで護衛してくれれば、あとはこっちでなんとでもできるな。
「いい。とても、助かる」
小さくうなずく長。それで離れていく。
「なんだって?」とダルトン。
「ここまでと同じ距離を行くと、縄張りの端だから、そこまで送ってくれるって」
「ありがたいねぇ」
ケイナが口を開いた。
「これは邪推だが、送り届けるのは、目的があるからではないかと」
「目的?」オレとダルトンがともに聞く。
「敵の中に私たちを突入させて闘わせ、敵の数を削りたいのでは? そのあとで、襲えば――」
「拮抗していた力が傾き」とエイジ。「犠牲も少なく、縄張りをぶんどれる、と?」
ケイナがうなずく。
「これだけの数が近場にいれば、私たちの闘いのあとから、追加の攻撃ができる。そこまで考えての行動ならば、あの長はずいぶんと頭がまわるな」
「なるほど」とオレ。「それならここまでの見送りも合点がいくな。最初は、味方の数を減らしたくないのだろうと思っていたが、それだけにしては、聞いてもいないことを教えてきた。まぁ、それならそれで構わないが、相手をけしかける可能性も考えに入れておくか」
「けしかける?」とダルトン。
「ああ。“オレたちは助っ人を呼んできたぞ”ってな感じでな。そんで、“先生、お願いします”とか言って、送り出されるわけだ」
「うわぁ」
「そうなると」とエイジ。「数のバランスが崩れ、優位にことを進められますね」
「そうなるな」
「だったら」とハルキ。「長を捕まえておけば、いいんじゃないっすか?」
「長を捕まえておく?」
「ヘッジちゃんバリアで捕らえて、“変なことをしたら、落とすぞ”とか“敵の中に放り込むぞ”とか言って、脅せば」
「ハルキ、おまえ……」とエイジはハルキを咎めようとして、言い淀み、考え込んで続けられなくなる。
「人質か。何かあるのか、エイジ?」
「あっ、いや……長を捕まえておくのは、いいアイディアかも。その上で、問い詰めて、その気がないのなら、部下を引かせてもらい、その気があるなら……どうしましょう?」と苦笑い。
そこまでは考えたんだな。
「ともかく、長を問い詰めよう。その上で対処を考える。境界の手前で早めの野営を張ることにしてな。そのまま突っ込むのも無謀だしな。それでどうだ?」
みんながうなずく。
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