847【グリフォン討伐その十三】
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今話は、少し短めです。
出発。ラキエルがダルトンを乗せて空へと駆け出す。ウーちゃんから脱いだ服を受け取るラーナ。それから馬化するウーちゃん。みんなが浮遊するとともに、ウーちゃんも駆け上がる。
そこには驚かなかったグリフォンの長も、さすがにウーちゃんの大きさには、目を見開き、口を開け、腰を抜かしていた。
それでもオレが声を掛けると、頭を振り、しっかりと立った。さすがは長だけはあるな。
出発。
グリフォンの長には、ウーちゃんの上のオレたちの前に座ってもらった。背中の翼は閉じたままで。
ラキエルには、ダルトンに乗ってもらった。オレは、グリフォンの長との会話が必要かもしれないからだ。ラキエルに人を乗せる必要は、ラキエル狙いのグリフォンが来るかもしれないから、その護衛だ。
ダルトンで大丈夫か? コンパウンドボウの命中率は、まぁまぁだから、それなりには大丈夫だろう。ブツクサと文句を言っていたが。
三十分もせずに、次から次へと、グリフォンが現れた。総勢二十七頭。
グリフォンの長の大きなひと鳴きで、彼らはウーちゃんと並んで飛びはじめた。
長の言葉には、逆らえないらしい。
お昼。
長に相談して、地上に降りた。
昼食休憩だ。
オレたちとともにウーちゃんから、地上に降りる長。
ウーちゃんが小さくなり、地上に降りると、人化する。ラーナが服を渡す。
まわりを飛んでいたグリフォンたちも、そのまま地上に降りてきた。一部は、まだ上空を旋回している。敵を警戒しているのだろう。
長のところに、一頭やってきた。それから話をする。
“この人間たちは?”と問うている。
“客人だ”と長が答え、縄張りの端まで送るのだと教えている。
「長、ボア、五匹、いるか? オレたち、倒した。お礼、やる」
「受ける」
オレは、みんなに言って、一箇所に出させた。
出てきたボアは、首を切断されたまま、アイテムボックスに入れられたので、身体はまだ生きていて、その場で暴れ出す。
「新鮮、うれしい」と長。
長は、近付いてきたグリフォンに指示して、皆に食べさせる。長は食べないようだ。
暴れるボアを連携して押さえるグリフォンたち。そうして、その部位ごとについばみはじめた。
全員に行き渡るかとヒヤヒヤしたが、どうやら自分の分だけを食べたら、そこから離れ、次のグリフォンがそこに入り、ついばみはじめた。オヤツ代わりか?
それはともかく、オレたちも手早く食事する。
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