表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に勇者召喚されたけど、冒険者はじめました  作者: カーブミラー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

844/885

844【グリフォン討伐その十】

続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。


今話は、少し短めです。

 翌日。

 朝食を食べると、お茶休憩もそこそこに、その場を出発した。

 ウーちゃんに大きくなってもらい、そこにみんなが浮遊して乗る。オレはラキエルに乗り、先頭を行く。


 何度か、一頭だけのグリフォンによる接近はあったが、襲撃にはいたらなかった。

 みな、ウーちゃんの威容に、驚いていたようだった。


 夕方前に野営を張り、夕食を食べ、お茶休憩していると、索敵さんがまわりからの反応を捉えた。

「一応、警戒してくれ。ボアがまわりに集まってきている」

 みんなが一斉にあたりを見回す。

 次々に発見の報。

「かなりの数ですね」とエイジ。「どうします?」

「小さいのを除いて、七匹だな。討伐しなくても結界を張れば済む。うまくすれば、共喰いしてくれるかも」

「共喰いするんすか?」とハルキ。

「ああ。お互いに絡み付いての闘いだとか、頭からパクリとかみたいだな。あっ、これはあっちの世界の話な。たぶん、そんなに変わらんだろう」

「結界、張ります?」とキヨミ。

「面倒だから、そうするか?」

 メノウを使ったグリフォンの方法も考えたけど、時間も手間も掛かるから却下だ。

「討伐は」とハルキ。「ダメなんすか?」

「いや。だが、ひとりでの戦闘は避けるんだぞ。少なくともふたりで組んでやってくれ」

 ハルキがエイジを見る。

 エイジが“仕方ないなぁ”というように苦笑して、うなずいた。

 ふたりが走り出す。

「ハルキは」とダルトン。「まだアレなのかな?」

「アレ?」

「ほら、前に自分が強くないみたいに思ってたじゃん」

「ん? あぁ、召喚の魔法陣の影響で、付与された力がそんなになかったって話か」

「それ。単に身体を動かしたいってのもありそうだけどさ」

 ふたりの闘いを見る。相手は集まった中で一番の大物。ふたりが連携して、翻弄しながら、一太刀一太刀入れている。

「だとしても、エイジに相談するだろう。目に余るようなら、聞いてみるが」

「まぁ、そうだね。おっ、倒せたね」

 ズドンッとボアが倒れた。だが、身体はまだまだドタバタと暴れている。

 それをどうしようかと、迷っているふたり。

「おおい。さっさとアイテムボックスにしまえよぉ」

 オレのその言葉で回収するエイジ。

 ハルキはそれを見届けると、次のボアへと向かった。エイジがあとを追い掛ける。

「まさか、全部やるつもりかなぁ」

「そうかもねぇ」

 反対側で音がした。どうやら、ほかのボア同士の闘いがはじまったようだ。それもふた組。

「全部には、ならないみたいだな」

「でも、やるかもよ?」

「やるかもねぇ」

「止めないの?」

「本人たち次第だな」

「ふぅん」


 最終的に、ふたりはふた組のボアの闘いを見て、戦闘意欲を削がれたらしい。

 剣を鞘に収めて、戻ってきた。

 ほかのボアたちは、とりあえず様子見するようだ。


 就寝前に、不寝番を決め、結界を張っておく。

 どうやら、いくつかのボアが共喰いをしたらしく、索敵さんの反応する数が減っていた。

 そういえば、このコース上で、襲ってきたのはグリフォンとボアだけだったな。

 索敵さんで調べてみると、魔獣の存在はある。しかし、岩肌があらわになった場所にはいなかった。何かを避けているのだろうか。

 おそらく、グリフォンとボアに襲われてしまうのだろうな。


 オレの番になり、不寝番を交代する。ともに不寝番をするのは、ケイナだ。

 まわりのボアは、また数を減らしていた。共喰いしたのだろう。

 それに結界を張っているから、入ってこれないし、腹が減っているならば、そばにいる仲間を食べるしかないのだ。

 腹が満たされれば、安全な場所へと移動するはずだ。朝になって、グリフォンに見つかれば、朝飯にされてしまうのだから。


読んでいただき、ありがとうございます。面白ければ、ブックマーク、評価、リアクションをお願いします。励みになりますので(汗)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ