836【グリフォン討伐その二】
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今話は、少し短めです。
剣技組三人を見ると、なかなか仕留められないでいた。
三人を残して、四頭の最初に落としたグリフォンのところへ向かう。
翼の根元に一矢射ったから、元気なはずと思っていたが、墜落した際に打ちどころが悪かったらしく、立てないでいた。
それでも戦意は喪失していない。
「すぐに楽にしてやるよ」
オレは閃光発生器で目を潰し、首を一刀両断した。
すぐにしまう。
三人のところに戻ると、すでに一頭を倒し、もう一頭を相手にしていた。
三人の連携に翻弄されるグリフォン。
そうして、懐に入ったケイナが下からノドへと剣を突き立てた。
事切れたグリフォンが倒れ込み、ケイナを潰しそうになるが、剣を離して、懐から抜け出るケイナ。
ドサッと岩肌に突っ伏すグリフォン。
三人とも呼吸を止めていたのか、大きく息を吸い込んだ。
「まだ安心するな。あと、二頭いるぞ」
オレがその二頭のグリフォンを回収。
「さっき、光りましたけど?」とエイジ。
「あぁ、魔導具を試してた。雷爆弾は耐えられたが、閃光発生器には目を焼かれたみたいだな」
「それで?」
「少し暴れたが、見えないのをいいことに、一刀両断したよ」
「あと二頭は?」とケイナ。
三人を連れて、最初の二頭の落ちたところへ。
***
「ありゃ」
闘うどころか、二頭は虫の息だった。
まぶたは閉じられているが、涙が流れている。一矢ずつ射た矢はどちらも致命傷ではない。
おそらく、落ちた際に打ちどころが悪かったのだろう。
「誰が殺る?」
「サブさんが落としたんでしょう?」とエイジ。
「人の獲物はいらないっす」とハルキ。
「ここまで弱らせたのだから、自分で始末をつけた方がいい」とケイナも。
そう言われると、反論できないな。
剣でトドメを刺す。
それから回収した。
「討伐終了だ」
みんなのところへと戻った。
***
今夜の野営地で、夕食にありつく。
そのあと、お茶休憩。
「昼間のグリフォンは」とキヨミ。「矢が当たっているのに、刺さりませんでした」
「たぶん、羽根や皮が衝撃を吸収して、跳ね返されたんだと思うよ。それでも腹とか背中には、刺さったから、角度的なものかもしれないな」
「明日からどうすれば?」
「弱点はわかった」そのひと言で、全員が身を乗り出す。「目だよ。確か、ああいう猛禽類は、上空から獲物を見つけるために、目がいいんだ。数百歩とか千歩先から小さな獲物を見つけることができる。だが、閃光発生器で目を潰してやると、痛みに抵抗できない。実際にやってみたところ、痛みに叫んで、隙を作り、矢がとおった。もしかしたら、ウーちゃんのように結界を張っているのかもしれないな。それで矢が刺さらない」
「うむ」とウーちゃん。「そんな感じじゃったな。じゃが、前面しか張っていない感じじゃったぞ」
「それは新情報だね。ありがとう、ウーちゃん」
「うむ」
「ということは、意識の外から射れば、刺さるわけだ。そして、目を潰したら、その結界も痛みで維持できないから、刺さりやすいと」
「なるほど」とエイジ。「意識外からは、サブさんとラキエルが隠遁のマントで、死角から射る、と」
「ああ。それと、煉獄の実が効いたな。グリフォン戦を見越して用意しておいてよかったよ」
オレは、その魔導具を出して見せる。
「雷爆弾?」
「を改良した。これまでは、相手や相手の近くに当てる必要があったが、これで任意のタイミングで粉を散布できる」
「つまり、目の前で破裂させる?」
「ああ。とはいえ、タイミングがズレたら意味ないけどな」と苦笑。
「でも、対処方法があるのは、心強いですよ」
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