↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に勇者召喚されたけど、冒険者はじめました  作者: カーブミラー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

832/915

832【いざ、空の旅へ】

続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。


今話は、少し短めです。

 その日の練習で、四割から五割の命中率を達成した。

 もちろん、パターンを変えてだ。

「これで、明日から飛べるよな?」

 オレが夕食後のお茶休憩でそう言うと、うなずく女性陣と脱力する男性陣とに分かれた。

「まだまだ半分も当たってないじゃん」とダルトンがだるげに言う。

 エイジとハルキも、“そうですよ”と追随する。

「あれだけの距離で」とオレ。「あの大きさの標的に当てられるとなれば、充分なんだけど?」

「当てなきゃでしょ」

「あのね。相手はグリフォンだよ。あの距離ならあの標的はグリフォンの頭部より小さいはずだよ?」

「ん?」

「あの標的は、グリフォンの頭部より小さいの。少し外したって、当たるでしょ。違う?」

「あれ?」とハルキ。「じゃぁ、頭を狙って射れば、身体のどこかに当たるってこと?」

「おそらくな」

「えっと」とエイジ。「確認ですけど、グリフォンの大きさって」

「グリフォンは、鷲の頭と翼、ライオンの胴体を持つってのは、前に話したよな」

「はい。図鑑でも見ました」

「とすれば、ライオンよりひと回り大きいくらいじゃないか? ダルトン?」

「オイラは、遠目に飛ぶのを見ただけだから、わからないけど……そうだね。ユキオウたちほどはあったんじゃないかな」

「だろう? なら大きな的じゃないか」

「そう言われると、そうかも?」と首を傾げるダルトン。

「心配なのは、急降下してくる場合なんだ」

「急降下?」

「太陽に隠れてみたいな感じ? ものすごい速度で落ちてくるから、射った矢が当たって死んでも、そのまま落ちてくるかもしれないんだ」

「どうすんのさ」

「ウーちゃんに避けてもらうしかないけど、距離が近いと逃げられないかもしれない。そのときはラーナの結界を頼るしかない」

「わかりました」と力強く言うラーナ。

「そのときは、頼む。とにかく、みんなは自分の腕を信じろ」

 今度は誰も、嫌な顔はしなかった。


 ***


 翌朝。

 天気は薄曇り。おそらく今日一日は降り出しはしないだろう。

 朝食を食べ、お茶を啜り、野営を片付け、馬車を片す。

 ここからは、空の旅だ。

「そういえば」とキヨミ。「ラキエルは大丈夫なんですか?」

「機動力はグリフォンの方が上みたいだから、オレが乗って、射掛けてみる。ダメなら、なんとかするさ」

「楽観的だなぁ」とダルトン。「そんなんで大丈夫なの?」

「ラキエル用に隠遁のマントを用意したから大丈夫」

「いつの間に」

「標的を作ったあとにな」

「用意がいいこって」

「さぁ、出発だ!」


読んでいただき、ありがとうございます。面白ければ、ブックマーク、評価、リアクションをお願いします。励みになりますので(汗)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 コンパウンドボウは使ったことないけど生半可の弓なら碌に刺さらない気がするが、グリフォンの大きさによるかもだけど猪の身体レベルでも皮膚は結構硬い。昔に猪に手作りの和弓を使って弾かれたり浅く刺さる程度で…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。