第174話―ジゲンに話を聞く―
ゆっくりと後ろからジゲンに近づく俺。今日の作業は草むしりらしい。冬が来る前に片付けておきたいようだ。腰を曲げて、丹念に抜いていくと、スッと立ち上がり、一息つくジゲン。俺は後ろからジゲンを呼んだ。
「精が出るな、爺さん」
「む? ……ああ、ムソウ殿か。今日は依頼には行かなかったのかの?」
「ああ。少し用事が出来てな。……少し、着いてきてくれ」
そう言って、ジゲンを屋敷の縁側に座らせた。そばに居た女中の一人に茶を持ってこさせ、ひとまず落ち着く。
「それで、用事とは何なのじゃ?」
「ああ。お前のことだ。アヤメが爺さんのことを不審がってな。一応確認というわけで今日は爺さんと話をしようと思ってな」
「ほう……何を不審がっているのかの? アヤメ殿は」
「爺さん、傭兵をやっていたというのは嘘だな?」
取りあえず、率直に聞いてみた。あれこれとカマかけたりするのは得意じゃないし、ジゲンにはこれくらいじゃないとはぐらかされそうだからな。
ジゲンは、一瞬驚いたような反応をすると、茶をすすり、ポツリと呟く。
「そうか……気付いたのか……」
「アヤメは領主として、得体の知れない実力者が、ここに住むことに関して、少し戸惑っているようだ。だから、俺にアンタのことを探ってくれとのことなんだが……」
ここで、ジゲンが素直に昔のことを話してくれれば、問題はない。だが、予想通りの言葉をジゲンは口にした。
「ムソウ殿……済まぬが、今は何も言えない。
……時が……時が来たら、正直に話そうと思っている」
……ほらな、ジゲンはこういう奴だ。どんな手を使っても、口は割らないだろうと思ってはいた。どことなく俺に似ているからな。
だが、今回ばかりはこいつのことを少しでも知りたいと思っている俺は、フッと笑う。
「では、しょうがない。言葉以外で爺さんのことを引き出すとしよう」
俺が無間を持って、そう言うと、ジゲンは真顔になったが、すぐさま優しく微笑んだ。何をしたいのか、理解できたらしい。
「なるほどの。お主もサネマサとよく似ておるのう……少々待たれよ……」
ジゲンはゆっくりと立ち上がり、自室へと向かった。理解が早くて助かる。アンタもあいつによく似てんじゃねえかと苦笑した。
サネマサが俺にやってきた方法だ。俺達は、闘争の中で生きてきた者同士だ。言葉なんぞ交わさなくても、刀を交わらせれば、相手の人となりは分かる。ぐだぐだ話してけむに巻かれるくらいはこっちの方が良いと思っているし、改めてジゲンの実力も分かるかも知れないからな。いい機会だと思っている。
そして、しばらくすると、ジゲンは案の定、昔から持っているという自前の刀を腰に下げ、コモンから貰っていた腕輪をはめている。やる気満々だな……。
そんなことを思っていると、ジゲンの後ろに小さな影があることに気付く。ジゲンにどけてもらうと、そこに居たのは、余所行きの格好をしたたまが、ニコ~と笑って立っていた。
「待たせたの、ムソウ殿」
「おじちゃん、お待たせ~!」
「おう……って、何でたまが居るんだよ?」
「いやなに、ムソウ殿と手合わせをすると言ったら、見たいと言われての。問題はないじゃろう?」
「ったく、まあいいや。その代わり、安全なところに居るんだぞ、たま。巻き込まれないようにしろよ」
「は~い!」
たまはニコッと笑って両手を上げる。まあ、お互い本気でやるわけではないからな。そこまで危ないことも無いからいいやとたまを連れていくことを許可した。
そして、二人を屋敷の隣にある空き地に連れていく。そこは、それなりに広く、偶に冒険者たちが鍛錬に使っている場所のようで、屋敷の状態もここからなら見える。何かあったときにはすぐさま、ジゲンとの手合わせを辞めて帰られるようになっている。
「さて……ここで良いか」
「ああ、儂は構わんよ」
ジゲンは、俺から離れていき、ある程度距離をとったところで向き合って、腰に差した刀に手を置いた。俺は無間を抜き、ジゲンに構える。たまは、俺達から離れた所にある岩陰に隠れて、こちらを伺っていた。
「おじちゃ~ん! おじいちゃ~ん! ふたりともがんばって~!」
たまの応援に俺達は頷く。そして、向き合い、ひと呼吸おいた後、ほぼ、二人同時に飛び出した。
俺は無間を上段に振り上げ、ジゲンは刀を抜かずに手を置いたままこちらに突っ込んでくる。居合切りをしたいらしい。俺をギリギリまで近づかせ、そのまま斬るようだ。俺はジゲンとすれ違う少し前に斬波を放った。
ジゲンはハッとし、俺の放った斬波に向けて飛び出す。はたから見たら玉砕覚悟だが、あのジゲンがそんなことするわけないよなと思っていると、ジゲンは刀を抜き、斬波を受け流しながら、身を回転させ、俺に近づいてくる。そのまま、俺を横なぎに斬ってきた。
俺はそれを屈んで躱すと、ジゲンは勢いのままその場で俺に背を向けた状態になる。そのまま後ろからジゲンに攻撃を仕掛けようと、無間を振り上げた瞬間、
「がッ!?」
顎に何か衝撃が入った。見ると、ジゲンは腰に差した鞘を後ろ向きで振り上げ、俺の顎に当ててきたみたいだった。そして、そのまま再度刀を振ってくる。俺は態勢を整えて、無間でそれを防ぎながら、地面を蹴り、ジゲンから距離をとって着地する。
「む……やはり、一筋縄ではいかんか……」
「痛てて……この世界で一番の衝撃かも知れない……」
俺が顎に手を置いて、そう言うと、ジゲンはフッと笑う。
「嘘じゃろ?」
「ああ、嘘だ」
ニコリと笑って、ジゲンの言葉に返す俺。だが、心中はそこまで穏やかじゃない。一番の衝撃は言い過ぎだが、結構な強いなと思ったのは確かだ。俺じゃなかったら、衝撃で顔面の下半分くらいは吹っ飛ぶと思うぞ。ジゲンの奴、しかもあれで本気じゃ無いようだ。少し、真面目にやろっと……。
そう思い、無間を構え直し、気を集めていると、ジゲンが手を前に出し、俺の動きを制した。
「っと……何だよ、調子狂うだろ?」
「まあ、それも狙いなのじゃが、そう斬波をホイホイと撃つと大変なことになるぞ?」
そう言って、ジゲンは俺が先ほど斬波を撃った方向を差す。見ると、地面がえぐれ、俺の屋敷の塀に傷痕が残っていた。げ、直したばっかりなのに……。後でコモンに謝っておこう。
にしても、威力を抑えた斬波でこうなるのか。ジゲンの言う通り、ホイホイと撃てないな。
それに、万が一たまに当たったら最悪だ。どうにかしようと思い、俺は異界の袋から、結界魔法の魔道具を取り出した。それを空き地の中央に置き、魔力を込める。伝令魔法の魔道具を使った時の感覚でやってみたが、上手くいったようだ。
結界は俺達の周りに円状に張られていき、たまのいる岩の前で止まった。
「こんなもんかな……」
「ふむ、結界魔法の魔道具か……どんなものかの……」
結界を張って、安心している俺にジゲンが近づきながら、パッと刀を素早く振ってきた。
「一文字斬波ッ!」
「うおっと!?」
ジゲンの刀からは真一文字に地面を走る斬波が放たれる。俺は跳躍し、それを躱す。斬波は飛び続けるが、結界の元まで行くと弾かれ、消えていった。
ふむ、強度の方は問題ないようだな……じゃねえって!
「おいこら、爺さん! 何とも汚え真似しやがって!」
「奇襲も立派な兵法じゃ」
そう言って、ジゲンは刀に気を纏わせる。空中で逃げ場のない俺に斬波を放つようだ。俺は懐からクナイを数本取り出し、ジゲンに向けて放った。
「むう!」
ジゲンは慌ててクナイを弾く。その隙に俺は地面へと着地し、ジゲンに詰め寄った。そして、無間で連撃を与える。
「オラアッ!」
だが、ジゲンは刀を再び鞘に納め、無間からの連撃を受けたりいなしたりすることは無く、ただただ躱してくる。こういう対処は初めてだな、なんて思いつつ、無間を振っていたが、ジゲンは素早く俺の懐に入り込み、無間を持つ腕を掴んで、動きを止めてくる。そして、刀を抜こうとした。
このままだと斬られると思った俺は膝を上げ、ジゲンの刀の柄を止める。そして、無間を放し、ジゲンの手を振りほどくと同時に、襟を掴んで一本投げした。
「ぐぬッ!」
俺は無間を拾い、倒れているジゲンに刺そうとするが、ジゲンは倒れながらも手から気を撃ちだし、俺を仰け反らせると共に、立ち上がり、距離をとった。
闘いが始まった当初から、こいつの戦い方は、力は無いが、体を上手く使った、戦い方だ。まるで達人のような身のこなしに、無駄のない動き、本当にこいつは七十前後の爺さんなのか、と疑いたくなってくる。
だが、やはり体力というのは使うみたいで、俺から離れ、刀を構えたままジゲンは動かず、肩で息をするようになっていた。
「はあ、はあ、はあ……何をしておる? ムソウ殿……狙うなら……今じゃぞ?」
息を整えながら、苦しそうにそう言うジゲン。俺は無間を肩に担ぎ、笑った。
「まだ終わらせねえよ。爺さんのこと、まだわかってねえからな……」
ここで闘いを終わらせることは出来る。だが、俺はまだジゲンが本気じゃないということくらいは理解できる。本気でやり合わないと、こいつのことが分からない、今日の目的は果たされない。
だから、俺はジゲンを待つことにした。すると、ジゲンはフッと笑い、口を開く。
「そうか……やはりムソウ殿は“死神”などではない……お優しい武人じゃの……」
「おだてんな。そういうのは慣れていない」
闘鬼神の奴らも、そして、ジゲンも俺のことを優しいと言ってくれる。もちろん、怖いと言われるときの方が多いが、それでも皆は俺のことを「優しい頭領」と呼び付き従ってくれている。俺はそれが、とても嬉しかった。
「ふう……わかった。ムソウ殿の優しさに免じ、一つだけ、質問に答えるとしよう。……儂の正体じゃがの……」
と、思いがけないジゲンの言葉に驚く。むしろそれが一番知りたかったことだからな。闘いの意味ないじゃんと思ったが、向こうから話してくれるのなら、それはそれで良いと、思った。
だが、いつも通り、ジゲンは何も話さなかった。刀を鞘に納め、自らの目元を覆っている長い前髪を上げるだけの行為をする。そして、あらわになったジゲンの素顔を見て、俺は目を見開く。
「つまりは……こういうことじゃの……」
「あんた……それは……?」
そこに見えたのは、いつものように左目は優しく、心を落ち着かせるような緑の色をしていた。
だが、反対に右目は、威圧感を感じ、射殺すような赤い瞳になっていた。両目が違う色で、それぞれ赤と、緑。最近聞いた話だな。
しかし、そんな奴、他にもいるだろうと思っていると、ジゲンは刀に手を置いた。
「そして……ゆくぞッ! 奥義・六道斬波ッッッ!」
ジゲンは思いっきり刀を抜く。すると、刃から大きな斬波が六つ飛び出した。これも最近見た技だ。
だが、あれよりも大きく強い力で、六つの斬波は踊りながら俺の方に飛んでくる。俺はハッとし、スキルを使った。
―すべてをきるもの発動―
六つの斬波それぞれの切れ目を斬り、かき消した。だが、ジゲンは先ほどまで居た場所に立っていなかった。
「チッ、どこだ!?」
「ここじゃ……奥義・瞬華終刀!」
ジゲンは俺のすぐ後ろに居た。慌てて、無間を背中に向ける。するとすさまじい衝撃が何度も俺の無間を叩き、吹っ飛ばした。
「クッ!」
「ほう、シロウの時には見えていなかったようじゃが、防がれるとは思わなかったわい……あの泣き虫が……成長した姿というのは見ていて気持ちのいいものじゃったのう……」
落ち着いた口調のジゲンは、見ると、宙に浮かんでいた。ショウブの時と同じく、ジゲンの周りに魔力の流れのようなものが見える。あれと同じ方法で浮いているようだ。
「さて……これならば、どうかの?」
ジゲンは飛びながら、両手を前に出す。すると、辺りの風が集まっていき、ジゲンの手の上に小さな竜巻が形成されていく。何となく次の攻撃が分かった俺は無間を構えて、呼吸を整える。ジゲンの正体に気付いたところで慌てる必要はない。ゆっくりと落ち着いて対処すれば良いだけの話だ。
そうしていると、その竜巻から風の刃が、ヒュンヒュンと音を立てて回転しながら飛び出してくる。ショウブの時と違うのは数も、刃それぞれの大きさが圧倒的に違うということ。数は多く、刃も大きい。一つ当たるだけでやばそうな感じだ。
「ショウブもだいぶ成長したようじゃの……もっとも話を聞く限りでは、見た目は変わってないようじゃが……」
懐かし気に優しくそう呟くジゲン。俺はフッと笑い、
「それ……本人には言ってやるなよ。多分泣くぞ」
と言った。すると、ジゲンは目を見開き頷く。
「……じゃの。この技を教えていた時も、上手くできんとよく泣いておったわい。ムソウ殿がこの技を破ったときは泣かなかったのかの?」
「ああ。毅然としていたよ」
「……そうか。“親”としては嬉しい限りじゃ……“娘”の仇は取らせてもらおう! 奥義・兆絶葬刃ッ!!!」
ジゲンが放った無数の刃が一斉に俺に向かって飛んできた。俺は廻旋刀を使い、その刃を弾いていく。そして、弾きながら大きな竜巻を形成し、風の刃を取り込んでいき、斬波を放ちながらかき消していった。
あらかた消し終えたことを確認し、竜巻をジゲンに向ける。
「螺旋斬波ッッッ!!!」
「む! 偶像術・死神鬼!!!」
ジゲンはサッと刀を構え、瞑想する。すると、ジゲン背後に巨大な刀を持った、大きな骸骨の化け物が浮かび上がる。ボロボロの黒衣を纏っているそいつは見覚えがあるものだった。
あれが、ジゲンの刀精か。力が強いのか、ナズナやアヤメがやっていたものよりも、はっきりと姿が見える。鬼神は刀を振り上げ、勢いよく下すと、俺の竜巻は消し飛んだ。
「すげえな、爺さんの偶像術ってのは……ナズナの時とは大違いだ」
「ほっほ、あの子は普段は不器用じゃが、こういった武器や、気の扱いでは誰よりも器用にこなしていたのお。
最も儂は、美しいのじゃから、武器なんぞ使わず、平穏に過ごして欲しかったがの。今では妓楼勤めとは、何ともな……」
「そう言うなって。そのおかげでツバキやリンネを安心して任せられるのだからな」
落ち込むジゲンを励ますと、そうか、と頷く。ナズナも強くなれば、アイツの偶像術も強くなるのかと聞くと、先ほど言っていたこととは裏腹に、ジゲンは強く頷く。形がどうあれ、“娘”の成長はやはり嬉しいようだな。
「……さて、そろそろ終わらせるかの。ムソウ殿も満足しておるようじゃしの」
「いや、満足は……まあ、良いか。では、サネマサ流で頼む」
「相分かった。儂の最強の技で……と、言いたいところじゃが、それだとミサキちゃんの結界が耐え切れんのでな。少し下の技でムソウ殿をもてなそう」
正直なところ、ジゲンはこの世界で来てから本当に一番じゃないかというくらいの相手だ。サネマサや、ミサキにも遅れは取っていない。もう少しやりたいものだが、ジゲンがばてているというのは大体理解している。仕方ないなと思い、ジゲンの技を待った。
ジゲンは刀を構え、再び瞑想する。すると後ろの骸骨はジゲンと同じように刀を構えた。辺りの気を集めているようだった。そうしていると、骸骨が輝き、姿を変えていく。それは、甲冑を身に着けた四本腕の鬼神の姿だった。
そして、ジゲンが刀を天に向けると、その鬼神も連動して大刀を天に向ける。すると、結界内ではあるが、俺達の頭上に、大きな雷雲が現れ、そこから雷雨が降り注いでくる。辺りの地面を濡らし、穿ちながら雷雨はどんどん強くなってくる。ただならぬ気配に俺の気は高ぶってくる。久しぶりに強敵だな。楽しくなってきた……。
「では、行くぞ、ムソウ殿!」
「来いッ!」
「奥義・素戔嗚ッッッ!!!」
ジゲンが刀を振り下ろすと同時に、鬼神も四本の腕を目いっぱい使い、大きな刀を下ろしてくる。すると、刀めがけて、大きな雷が降り注ぎ、刃を強い電流が纏っていく。それはまるで巨大な落雷そのものだ。雷に弱くなっていた、闘鬼神のハルキが見たら、卒倒するなと軽く笑って、無間を構える。……うむ、やはり切れ目は見えている。
……なら、何とかなるっ!
「行くぜッ! 奥義・無斬ッッッ!!!」
俺は振り下ろされる刀に向けて、無間の連撃を叩きこむ。刀を撃つたびに、体を電流が走っていく感覚があったが、ミサキの龍言語魔法ほどではない。すぐに慣れた。
切れ目を斬る度に、鬼神の刀と俺に降り注ぐ雷は切れていく。やはり一個切れ目を斬っただけではこれほどの技は消えねえかと、何度も何度も、無間をふるう。
その度に威力が大きくなる無間の攻撃により、鬼神の刀は段々と小さくなる。目を見張るジゲンの前で、渾身の一太刀を放った。
「オラアッ!!!」
バキンッ! と大きな音を立てて砕ける大刀。俺は空になった鬼神の手を蹴り、上空にある雷雲も斬った。すると、太陽の光が地上に降り注ぎ、辺りは穏やかになる。そのまま着地して、ジゲンに無間を向けた。
「まだ、続けるか?」
「……いや……儂の負けで良い。本当に……大したものじゃの」
ジゲンはそう言って、魔法を解き、地上に降りた。そして、刀を収めると、俺の方に寄ってくる。ジゲンはあらわにした素顔で、俺を見て優しく微笑んだ。
「……勝負に負けたことじゃし、本当のことを伝えるとしよう、ムソウ殿」
「ああ。ゆっくり聞いてやるよ……ジロウ」
ジゲンの本名を口にすると、いつもやるように、遠い目をするジゲン。
取りあえず、ジゲンの正体は分かった。いったん、結界を解いて、たまも呼んでジゲンは昔の話をしようと言い出す。それに従い、たまの方に向かった。
すると、口をあんぐりと開けて、俺達を見ている。先ほどの勝負はやはりたまには衝撃的だったらしい。しばらくたまが落ち着くまで、俺とジゲンは笑っていた……。




