目を覚ましたら
「ハッ…」
目を覚ますと、まだ昼の日差しが上空で眩しく光り輝いており、セキヤは自分身体に対して暑さによる汗では無い、冷や汗なるものを垂らしながら目を覚まし、上半身だけを起こした。
「お!おーい、セキヤが起きたぞ!」
どこからかテータの声が聞こえ、それと同時に心配そうに駆け寄って来るハンテ、ナキア、テータが見えた。
(さっきまで見えていた、悪魔は気のせいだったのか…。)
そう思いながらセキヤは周りを見渡し始め、そしてひとつの違和感に気づいた。
「おーい、ドリーはどこいった!?」
近づいてくる3人は無言のままひたすらこっちに向かってきており、セキヤは明らかに3人の様子がおかしいのを見てわかった。
即座に起き上がろうと下半身を動かそうとした時、初めて自分の下半身に感覚がないことに気づいた。
「うぁぁぁぁ!!」
下半身を見つめたセキヤは自分の足がなく、その代わりそこには大量の血が水溜まりのように溜まっており、恐怖で叫ぶことしか出来なかった。
「あじがぁ!!あしがぁ…!!いたい、痛いよぉ」
泣きながらひたすら手の力だけで自分の上半身を引きずりながらセキヤは無言で近づいてくる3人を時折、振り返りながら、自分と3人の距離が徐々に近づいてくるのに泣きじゃくった。
「だすげてぇ、なんで…!なんでわーが、こんな目に!」
そう言いながら泣きじゃくるセキヤのGOATがゆっくり上空から降りてきて、
「目を覚ますんじゃ!!!」
そう怒号を上げながら、泣いてるセキヤの顔に勢いをつけて躊躇なく突進してきた。
「ペチンッ!」
と軽いビンタの手のひらが引っ付いたような痛みがセキヤの鼻中心に走った。
その瞬間、ハッと眠りから目を覚ますような感覚に陥った。
そう先程まで見ていたのは幻覚だったのだ。
両足もあり、心配して駆け寄ってくるハンテ達の後ろにはちゃんとひっつき虫ようにドリーが居た。
(え…なにが…起きたんだ…?)
とセキヤはその場で安心して緊張してあげていた肩を下ろすと同時に自分の身に何が起こったんだという不安感が頭の中で困惑を招いていた。
「貴様が、見た幻覚は我が原因なんじゃ。」
そう言いながらサタナキアはセキヤを起こすように目の前に仮面を突き出した。
セキヤも立ち上がるための手を借りるように、仮面をつかみ、そのまま身体を持ち上げてもらい立ち上がった。
「なにが、起きてたんだ…。ドリーの時もそうだったけど」
となんの状況も掴めてないテータがサタナキアに問いかけていた。
(なんだ、何が起きたのかわかってないのはあっちもなんだ。)
とそう思いながらセキヤはふらつく身体を誰の力も借りずにゆっくりと、ドリーの方に近づいた。
「ドリー、怪我は?」
泣いてるドリーに対して、セキヤは優しい声で心配をした。
「セキヤァ…」
そういい泣きながらドリーはセキヤの身体に全てを委ねるように抱きついてきた。
セキヤは倒れそうになるドリーの身体に腕を腰に回しながらドリーの背中を支えた。
「私ね、目を覚ますと 血まみれになって横になっていたセキヤの前にね 3人がね立っていてね… それでね…無言で近づいてきてね…」
と必死に何が起きたかを泣き啜りながら話そうとするドリーにセキヤはうんうん と相槌を打った。
「ゆっくり、ゆっくりでいいから 深呼吸しようか」
そう言いながらセキヤはドリーの背中を優しく撫で下ろした。
「我の力で脳に記憶を送る、まぁ刻むことができるんじゃが、多分脳のキャパオーバーを起こし気絶し、目を覚ました時 悪魔の能力を使った代償によって、幻覚を見させられたのじゃろ。」
と淡々と説明するサタナキアはどこも反省の姿勢が見えず、それにハンテは一瞬 頭にきたが、よくよく考えると 大丈夫だと言ったのはセキヤ達の方だし、むしろサタナキアは警告をしてた為 サタナキアの悪い部分が何一つないのことに、これが悪魔のやり方なのかと理解した。
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




