残された5人
「それで、どうするの… 帰るの?」
高台に全員が登って、すぐの事だった。
ハンテがテータに心配そうに声をかけてみたが、テータはなにか別の案がないのかと、頭を悩ませていた。
「頭悩ませてるようじゃな、主〜」
ナキアのポケットからGOATの中に入ってるままのサタナキアが声を上げながら、ゆっくりと出てきた。
「う、うわぁぁ!仮面が喋った!?」
「心霊現象!?ねぇ、これ心霊現象??」
ナキア達の意識とは無関係で浮いて出てきた仮面とその声にセキヤは指をさし驚き、それに続いてドリーも浮いてるGOATに腰を抜かして、ビビり散らかしてしまった。
「な、なななんじゃ こやつら!?」
サタナキアもセキヤ達に動揺し、ワタワタと慌てながらナキアのポッケに戻ろうとしたが、じたばたして戻ろうとしてるのか、ポケットの中で引っかかって元の場所に戻れなくなってしまっていた。
「ちょっと、破けるから!サタナキア!!やめてっ!」
ポケットの半分に入ってるサタナキアのせいで、服が破れそうになっており、ナキアは無理やり引っ張り出し、ポケットの外へと無理やり投げた。
「カランカラン」
と音を立てながら仮面が地面に落ちて、そのままシーンとしたまま動かなくなった。
「いやいやいや、無理よ!?」
セキヤは倒れたまんまの仮面の中にいるサタナキアに向かってツッコミをいれた。
「っち」
「あ!今舌打ちをした!この仮面舌打ちをした!!」
「なんじゃ、この男うるさいのぉ、」
いちいちと驚くセキヤの事を面倒くさそうに対応しながらサタナキアはゆらゆらと浮き始めた。
「ゆ、ゆ、幽霊!?」
ドリーは腰を抜かしたまま、浮き始めるサタナキアから距離を取りながら、ハンテにゆっくり近づき、ハンテの後ろを下がって隠れた。
「幽霊じゃない!!我はサタナキア! 悪魔じゃ 」
サタナキアは堂々と高らかに、やまびこを起こすのではないのかという程の大きさで声を上げた。
その様子にテータは手のひらに頭をつけて、呆れるようにため息をして、
ナキアとハンテも同様、疲れた様子でサタナキアを見つめた。
「あ、あ、悪魔ってことは…やっぱり!?天使もこの世に存在したんだ!!」
ドリーはサタナキアの悪魔という声に耳を傾け、先程の腰を抜かしていた姿とは別人なのではと思うほどのキラキラした目でサタナキアを見つめた
「天使じゃとぉ? 」
サタナキアは天使と聞いて過去の出来事が一瞬頭の中で過ぎり始めた。
そこは燃え上がっている草原の中、傷だらけのサタナキアとその目の前にいる、角が折れかけている悪魔がそこに立っていた。
角が折れかけている悪魔はサタナキアに対し遠くから手を差し伸べ
『なぜだ、こっちに来るんだ サタナキア!!』
と語りかけた。
しかしサタナキアは後ろの方を振り向き
『だめじゃ、我は我はみんなをアイツを―』
「―まぁ、おるかもしれんな」
と意味深にサタナキアは呟いた。
「居るかもしれないって、あんたロヴとかキル…の話聞いてないのか?」
ハンテは近くにいるドリーに対して、多分いちばん反応するであろうキルフィールという名前を濁して、サタナキアに質問をした。
「それに関して、我から教えたいことがある そこの赤髪の坊主も メガネの女も ここから先を聞くなら我の計画に乗るということになるが、覚悟はできておるか?」
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




