談夜山の噂の真相Ⅲ
「つまりはさ、妖怪とか幽霊とかはいないってこと?」
ドリーは怯えて震える身体の自分の肩にしがみつきながら、そう質問をした。
「多分そーゆーことでいいと思うよ」
セキヤはそういいながら、怖がってるドリーの背中を優しく撫でおろした。
「それが、なんとも言えないのがのぉ、」
とふたりの会話を聞いたフォルは手を顎につけながら、意味深にボヤいた。
「それは、どういう意味だい?」
小さなボヤきすらもセキヤは聞き逃さず、少しだけ悩んでいる様子のフォルに対して質問をした。
「言霊って知っておるか?」
フォルは最初にそう5人に語りかけた。
5人は知ってると言わんばかりに頷いた
「なら、話は早いの 以前嘘のように広まった海の幽霊や様々な怪奇談が、実はここにも存在しておったらしい。それが 嘘からでた誠 と言うものでの、談夜山の下にある、大きな湖のその向こうに 最近幽霊が出てると言う噂が出て以降 そう思われる怪奇現象がよく、起きてしまってるとは聞くんじゃよ」
と疲れた顔をしたままフォルは頭を手で抱えながら悩ませていた。
フォルの高台での会話のこともあり、多分フォル自体も海の幽霊の噂の件で人が来ないことに少しだけ 不安をよぎらせているのかもしれないと言うのがテータ達にも見てわかった。
「僕らが、もし…その幽霊たちを解決できると言うならどうしますか?」
テータは恐る恐るとフォルに質問した。
フォルは悩んでいた顔をあげて、真面目な顔になり
「いや、ここはワシの山であり、湖であるんだよ 子供達が簡単に入れる問題では無いの」
と目付きを鋭くして 5人に釘を打つようにまるで帰れと言わんばかりの圧をかけてきた。
セキヤもハンテも反論をしたかったが、事実ここ談夜山はこの老人フォルのものでもあるのを理解しておりその山の主がここから先は関わるなと言われるのは正論である為、圧に負け黙り込んでしまった。
「さっ老人の戯言はほっといて 少しは休めたかな?」
先程までの圧とは打って変わって、和やかな表情になりフォルは5人を心配しながら ロッキングチェアから立ち上がった。
「はい、 少しどころか疲れてた身体癒せましたよ」
テータはピリピリした空気に気が付き、黙り込んでるセキヤとハンテの代わりにフォルの問いに答えた。
「では、僕らはここら辺で」
テータはそういい、そそくさと帰るように椅子から立ち上がった。
テータに引き続き、ナキア ドリー セキヤ ハンテ の順に立ち上がり、出口のドアに向かい始めた。
「くれぐれも 帰るまでが遠足 という言葉を忘れないようにね?」
「はい ご丁寧にありがとうございました!」
テータ達は穏便に済ませるように、フォルの意見に肯定し 外に出た。
フォルの言った発言 帰るまでが遠足 は遠回しに帰れと言っていたのはそこにいた5人は何となく察していた。
気まづく、どうしたらいいかわかんない雰囲気になり、5人は帰る前にもう一度高台へと向かった。
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




