談夜山の噂の真相Ⅱ
「狭いが、5人とも 話すのに安全なのはここしかない ささっあがってくれんか?」
フォルは入口のドアを手で開けながら テータ達に入るように手招きをした。
テータ、ハンテ、ナキア、セキヤ、ドリーの順に入っていき ハンテは不安そうな顔のナキアに気づき 手を差し伸べ二人は手を繋ぎ、セキヤは堂々と入っていく中、ドリーはセキヤの背後から肩をつかみ、おそるおそると入っていった。
そこは目の前には真ん中のテーブルにロッキングチェア、暖房がついており、上を見ると木材でできたような屋根と大きなシャンデリアが1個、飾られておりそこは赤と緑で彩られている洋室になっていた。
「まるで、ここは」
「「冬じゃないか、」」
暖房がついていると言うところに目が行った テータとナキアは声を被せて、そう呟き 2人は目を合わせて笑った。
「ここは、山の頂上じゃから 少しワシに取っては寒く感じるのじゃ だから付けておるし たまに遭難した子達も震えて凍えそうな子が一定数、おるからの〜」
とフォルは5人の椅子を用意しながら微笑み、語った。
「ささ、座るんだ 君たち」
そう言いながら、フォルは5人分の椅子を用意し終わったあと、ゆっくりとロッキングチェアに座り込んだ。
5人はフォルが座り込んだのを見て、それぞれが恐る恐ると警戒しており、テータが一旦様子見るようにゆっくり座り 罠が仕掛けられてないのを確認した後に座ってる4人に大丈夫だと、目配せをした。
4人はテータの行動を見て、安心したかのように座り込んだ。
「それで、早速本題じゃが 噂のこと聞きたかったんじゃろ?」
フォルはロッキングチェアに腰をかけていたが、本題 に入った瞬間、みんなの声を聞くように椅子に座ったまま、前のめりな姿勢になった。
「はい、海の幽霊の噂なんですけど、」
そうテータが、聞くと フォルは何かを考えるように顎に手を当てながら左下を向いた。
「それを語るにはまずは ここの山の名前の理由を知らないといけないのぉ」
そう言いながらフォルはゆっくりと目線をテータ達に戻した。
「あれでしょ、? 夜の心霊の話が多くて 談夜山って名前が付いたんでしょ?」
ナキアが山を登る前から聞いてた噂のことを語った。
するフォルはチッチッチッと口を鳴らしながら人差し指を立てて左右に振った。
「その噂は、最近になってできたものじゃな。」
「本来は、談夜湖といい、この山の下にある 湖が 元じゃったんじゃよ。」
とフォルは昔話のように5人に対して優しく説いてくれた。
「その湖に、幽霊が出ていたとか、?」
とセキヤは幽霊の件と言い自分の友達のこともあって気になりだし、質問をしはじめた。
「いや、元々は夜に集まって雑談をする広場のような存在じゃった。 その日にあった出来事や、愚痴や相談、お酒を飲んで馬鹿みたいにはしゃいどったやつもおったかの、」
フォルは懐かしむように、昔の湖についての昔の話をし始めた。
「そんな場所であることもあり、談夜湖 と名付けられたのがきっかけじゃ、 しかしその話は1つの嘘から ここを変え始めてしまった。」
フォルはどこか寂しそうな表情になった。
それはまるで、その楽しみが終わりへと近づくのを間近で見ていた人のように、
「ここを楽しむ憩いの場としていた町の住人達は それはそれは 夜が来る度に飲み明かしていた じゃが ある時にここを別の町の者達に知られてしまった。 そんな時、一緒に飲めば良いものをそヤツらは ここには 妖がおるとか、危険な生き物がおるとか という嘘をつき始めた。 その結果、ここは夜に行くと妖が居るという怪談が多い湖として恐れられるようになったのじゃ」
「もしかして、それが」
とハンテはなにかに気づいた
「そう、それが 談夜山の噂の真相なのじゃよ。」
と名前の本当の由来を知った 5人はそれぞれ、違う反応を見せた。
ハンテは納得し、テータは少し悲しそうになり、ナキアは未だにどーゆーことか分からず頭を抱え、セキヤは妖怪がいないことへの安心感と友達に対する安堵、ドリーは怪談話が苦手なようで途中から耳を塞いでいたため 終わったことにすら気づいていない。
そんなそれぞれの反応を見た フォルは
「ふぉふぉふぉ!」
と声高らかに笑った。
「いやー、すまんすまん 久しぶりの客人達か面白い反応をするからついの、」
と微笑みながら笑うフォルを見て 5人は少しだけフォルに対する警戒心が溶けたように感じた。
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




