51:MOJ決戦Ⅱ
「ハンテ、リトはお前に任せるぜ。」
そう言いながらカネヅはテータ達に目線を移したまま目線をそらさず、まるでそこにいるのがわかっているかのようにカネヅは片手で持てる程度のハンマーをハンテに投げた。
ハンテはリトを睨みながら手のひらに飛んでくるハンマーをノールックで掴んで、手元に何かを掴んだと理解したその瞬間ハンテは勢いよく、リトの方へと走って向かった。
「リト!」
テータは走ってるハンテへ警戒するように名前を呼んだ。
「わかっとる!」
リトはテータが何を言おうとしてたのか汲み取って、後ずさりしながら飛び込んでくるハンテに警戒した。
ハンテは後ずさりするリトの頭へと、すかさずハンマーを振り下ろした、一撃目から明らかなる殺意が見える振り方だった。
リトは後ずさりをしながら、どこに行くか考えていたのだ。
ハンテが暴れ回れる場所、そしてテータ達と距離がある場所へと
理由はただ1つ 二人の仲の決着をつけるため そしてカネヅとハンテ 2人が共闘して襲ってくるのを避けるためである。
テータはリトが離れながら戦闘を始めたことに、自分達も覚悟を決めないと思いながら、震える手を握りこぶしに変え、カネヅの方を睨んだ。
「カネヅだっけ? 何のためにこんなことをしてるんだ 、僕らを倒した先に君の言う正義は成り立つのか?」
テータはカネヅへと語りかけた。
カネヅは高笑いをしながら腕からハンマーを取りだした。
そのまま、取り出したハンマーの頭をナキアへと向けた。
「そこに、悪魔がいるから それ以外に何かあるのか?」
そうニヤつきながら笑うカネヅにテータはイラつきを隠せなくなった。
それは、悪魔とだけでナキアを殺そうとする、そんな自己的な正義で自分の日常を、皆をおかしくさせてしまった、そして何より ナキアが不安状態に陥った出来事に対してのイラつきだった。
「お前…1発殴らないと分からないみたいだな。」
そう語るテータの目は相手に対して明らかなる嫌悪感を抱いて、軽蔑をしてるように見えた。
「一旦、テータくん落ち着こ、相手は武器持ってるけどこっちには、」
「うるさい!!」
後ろにいたナキアは心配しながら、テータの肩を掴んだが、テータは怒号と同時にナキアの手を振り払った。
テータは一瞬我に返り、謝ろうとしたが 何故か自分のプライドを壊されるような気がして、ナキアの後ろにそっぽ向いた。
「ほほぉ、そーゆーことか…。」
ナキアのポケットからGOATが浮いて出てきて、その中にいたサタナキアがそう呟いた。
「どーした?」
目線だけをGOATに向け、テータはサタナキアの呟きに反応した。
「悪魔の匂いがする、我にはわかる…」
そう言いながら宙に浮きながらウロウロし始め、すぐさまピタッと止まった。
その瞬間、サタナキアは少しだけ震え始めた。
この震えは動揺でも恐怖からくる武者震いでも無いことは、この場にいる2人にはわかるような震え方だった。
「っぷはは!」
笑いこらえていたサタナキアは我慢できずに口から笑い声を漏らしてしまった。
ある程度笑いきったあと、ヒーヒーと言いながらサタナキアはナキアとテータの中間的な場所に戻り
「あの、二人は悪魔に取り憑かれておるぞ!」
と衝撃的なのことを口にした。
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




