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50: MOJ決戦

「ついに来た。」

手汗と果たし状を握りしめ、テータは校門の前に立ち尽くした。

左隣には片手にGOAT(ゴアト)を握りながら怯えてるナキア、右隣で笑みをひとつも零さないリトが立っていた。

リトは見つめていたテータと目を合わせニコッと笑った。

テータは目線をナキアへと移動させた。

ナキアは足をすくませていた、がテータが自分を見てると気づいた後に恐怖で解けてないなりに下手っぴな笑顔を見せた。


―アビ校、校門前

3人は同時に足を校門へと踏み込んだ。

少しだけ、異様な雰囲気にテータは生唾を飲み込んだ。


「ほな、待ちくたびれてる悪党の方へ行こうか」

と冗談交じりにリトは語るが、その表情は真剣そのものだった。

リトとテータを後ろに怯えながら着いていくナキアにテータは気づき、足を止めた。


「大丈夫、だって前に約束しただろ?僕が君を守るって」

そう言いながら震えてるナキアにテータは手を差し伸べた。

リトは2人には聞こえないように口笛を吹いて茶化した。

ナキアは差し伸べられた手を掴んだ後に立ち上がり自分の頬をと手で(たた)き、目をまっすぐ前に向けた。


―アビ校中央部 校庭

3人が着く頃にはふたつの影がそこには経っていた。

1人は見覚えのある紫髪の少女、ハンテがそこにいた。

その隣にはボサボサの赤髪でブレザーのボタンを全部開けており、中には赤いシャツを着ている男がそこにいた。


「よぉ、悪魔…とリト」

男はテータとナキアに睨みを効かせた後にリトに対してはチラッと見るぐらいですぐさま目線を外した。


「あいつが、リーダー…カネヅや。」

リトはそう言いながら赤髪の男の方に首を振った。


「カネヅは本当はええ奴なんや、ウチが組んでたぐらいに、やけどな今のあいつには復讐心しか無い目をしており、多分うちらのことなんて見えてへん。」

テータはその発言を聞いた後に、ゆっくり手と足を戦闘態勢に構えた。


「そう慌てんな、坊主 用があるのはそっちの白髪だよ」

と宥めるようにカネヅは笑いながら、どこからともなくハンマーを片手に軽く振り回し始めた。


「落ち着いてくれ、カネヅ!話せばわかるんや」


「だまれぇ!!裏切り者ぉ!!」

2人に届くようにリトは声を張り上げたが、ハンテの罵声により遮られてしまった。


「ここに来たってことはわかるな?坊主、悪魔」

ニコニコしたままカネヅは問いかけてくる。

笑ってはいるが、カネヅの表情、発言一つ一つからは明らかな殺気を感じ、テータとナキアは少しだけ怯んでしまった。


「お前ら!何やってんだ!!」

校内の窓から笛田の声が聞こえてきた。

校庭は学校の建物に囲まれており、あちこちの窓からよく見ると野次馬のように生徒がいるのがわかる。


多分、2年のクラスがあると思われる教室の窓から笛田が顔を出してるのがわかった。


「チッ、めんどくさいなぁ…。」

そう言いながらハンテは両手を空に掲げて


「【INVERT(インバート)!!】」(反転しろ!!)

と言い紫色の光を空へ放った。

その光はハンテが狙ってそうしたのか分からないが、自分達校庭にいる人以外に光は浴びさせられた。


「今ので、言動を反転させた。これで邪魔者は入らない。見てるだけのやつは歓声をあげ、止めようとする奴らはむしろ邪魔しないようとする」

そう言いながらナキアは首をポキポキと鳴らした。


「「さぁ、悪魔狩りだ」」

とナキアとカネヅは声を合わせてテータ達に睨みを効かせた。


ありくらげ。です

めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!

ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。

ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。

ではまた。

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