49:黒猫とMOJⅡ
「ほんなら、ついでにうちらのグループロゴ作らへん?」
リトはワクワクしながらハンテとカネヅに提案した。
「そうだな!そういうのヒーローっぽい!!」
カネヅは赤子のように抱いていたベータを床に起き、秘密基地の中にある入れ物をガサゴソと漁り始めた。
リトとハンテは何をしてるんだろうと思いながら顔を合わせた後、物を漁っているカネヅへと視線を合わせた。
カネヅは入れ物から、ひとつの紙を取り出して、秘密基地の中心にある机に置いた。
「よし!!ハンテ!」
「ふぇ!?はい!!」
急に呼ばれたことにより咄嗟に出た声に恥ずかしがりながらハンテは返事をした。
「マーク作り、任せてもいいか?」
「もちろん!任せてください!」
ハンテは嬉しそうに答えたが、リトは少し不服そうな顔をした。
「リーダー!何でハンテだけに任せるんや? うちも」
「俺はハンテを信じてる。だめか?」
カネヅはリトの話を真面目な顔して遮った。
リトはモヤモヤさせながらも渋々、了承をするようにうなづいた。
―数分後
「できた!!」
ハンテはそう言いながら自分のひたいを手のひらで右から左へと拭った。
リトとカネヅはハンテの書いた絵を見て驚いた。
「才能なんてもんやないやろこれ…、」
とリトは絶句した。
そこには
と黒猫のベータをモチーフにしたであろうイラストが書かれていた。
「猫耳がM、顔がO、そしてベータって意味も込めてベロがJ!! どーよ」
とハンテは何故かリトに対してドヤ顔をした。
「信じたのが正解だな、な?リト」
カネヅはリトの肩を叩きながら微笑んだ。
「今回だけ、は良かった思っとるよ」
と頑なに褒めようとしないリトにハンテとカネヅは両手を上げやれやれとした。
「おし!!これでMOJ+ベータ!結成だ!!」
カネヅは片手をグーにして手を空に掲げた。
「おもろいことになってきたなぁ、」
とくすくす笑いながらリトは片手をあえてカネヅに勝つようにパーにして空に掲げた。
「いいじゃん!楽しんで行こーよ!」
そう言ってカネヅとリトがグーとパーにしてるのに気づいて余ったチョキの手にして空に掲げた。
「あんさん、リーダーに負けとるやん!」
とリトはハンテを見ながらクスクス笑った。
「あんたには勝ってるから問題ないですー、それにリーダーには勝てないのわかってるので」
と目をキュルキュルと輝かせながらハンテはカネヅを見つめた。
「お前らいつまで喧嘩してんだよ!」
カネヅは2人の肩を掴みお互いの身体を擦り合わせながら笑った。
2人も思わず笑いあった。
…!!!
「…昔の夢か。」
―MOJ秘密基地内
ソファーで寝ていたハンテは目を覚ました後に、少しだけ懐かしい気持ちと戻ってこない日常に啜り泣いた。
―MOJ秘密基地周辺 河原
「悪魔…絶対許さない。」
カネヅはボソッと河原に向けて呟居た後に
能力で、ハンマーを呼び出し
そのハンマーを片手で掴み、明日の戦闘の予備練習をするように振り続けた。
―テータの部屋内
(明日、絶対勝たんとあかん。)
リトは床の冷たさに浸りながら、両手の平を後頭部に乗せながら、そう心に誓っていた。
「明日、絶対生きて帰るよ。」
ハンテは、テータのベットに横になりながら小声でサタナキアに声をかけた。
「同感じゃ、」
サタナキアも小声でGOAT越しに返した。
その近くの床で、テータはサタナキアから貰ったKIDを大事そうに体で覆いながら深い眠りについていた。
それぞれが、それぞれの思いを抱いた。
生きることを願う者とその命を潰そうと願う者
過去を捨て明日を迎えようとする者と過去に縋り明日が来ないことを願う者。
深い眠りにつき大切な物を持つ者と、浅い眠りから起き大切だった物を今から捨てる者
そして…朝は来る。
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




