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48:黒猫とMOJ

「その猫何?」

ハンテはボロボロになっている黒猫を持ち上げて秘密基地の入口に立ち尽くしてるカネヅにそう、声をかけた。


「ここで、飼いたい」

カネヅは決意に満ちた眼差しでハンテとリトに目を合わせた。


「うちら、まだ中学生やで!?」

リトは読んでいた魚の図鑑を閉じて、立ち上がりそう返した。

カネヅはねだる子供のように身体をモジモジと動かし、口をとんがらせていた。


「その子、どこで拾ったの?」

ハンテはカネヅが持っている黒猫に近づきながら、目を輝かせていた。


「あの、キルフィールとかいう天使が…、」

カネヅは小さく呟いた。


「あぁ、またそいつからかいな。前は汚れたトランペットをリーダー貰ってきたやん…、ええ加減要らないと断れやぁ」

ダルそうにリトは目線を横に流した。

リトはキルフィールを天使と信じてなく、変な予言や変なメールを送ってくる変人としか思ってなかったからだ。


「あれ!リーダー顔赤くなってるよ!もしかして熱!?!?」

ハンテはカネヅの顔が赤くなってることを熱と思い心配そうに手をカネヅのおでこに当てた。


「ば、バカ!!そんなんじゃねーよ、俺は風邪ひかねーんだよ!!」

カネヅは顔を振り払いハンテの手から避けた。


「え、おいおい、リーダーまさか…あの天使に…?」


「あーーー!!!聞こえなーい!!!」

カネヅは顔をさらに赤くしながらリトの声を遮った。

その姿を見てリトは何となく察してニヤついていたが、ハンテはなんの事か分からないままキョトンとしていた。


「しゃーないな。カネヅとカネヅのこ―」


「―こ!!!子猫!!子猫の為に!!だよな!!」

汗をかきながらカネヅは再びリトの発言を遮った。


「ええよ、飼おうや 金はリーダー、頼んだで?」

リトはカネヅをからかいながらそう言って、カネヅの肩を叩いた


「俺は!」


「俺は金ない!なんて、言えへんやろ??キルフィールちゃんに」

リトはニヤニヤとからかいながらそう遮った。

カネヅは声は出してないが、確かに悔しそうな顔しながらニヤつくリトにぐぬぬっと顔をしかめっ面にした。


「え!飼うの!!やったー!名前決めようよ!」

ハンテは跳ねながら喜び、即座に名前決めの提案をしてきた。


「えーと、黒猫だからクロちゃんとか!」

ハンテは手を叩きながらそう答えた。


「んー。なんか嘘つきそうな気がするな」

リトは小さくボヤいた。


「なに、私の意見に不満なの?リト」


「いや、何も…、せや単純やとなんか特別感無いしMOJらしさ出そうや!」


「それで言えば、」

カネヅは何かを思い出したかのように声を出した。


「MOJって縦にすると、Mが猫耳 Oが顔 そしてJが舌みたいじゃない?」

とボヤいた。


「あっかんべーてこと?」

そう言いながら、ハンテはべーとリトにした。

リトもあっかんべーとやり返した。


「ほんなら、ベータ!ってのはどうや?かっこいいし」

リトはハンテとのあっかんべーのし合いっこをやめてカネヅに提案した。


「いいな、それ…!」

カネヅはリトの意見にキラキラと目を光らせながら同意をした。


「私も!リーダーがOKなら!!」

とハンテは手を挙げぴょんぴょんした。

そこには亀裂など感じないほどみんなが楽しそうに微笑んでいた思い出だった。

ありくらげ。です

めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!

ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。

ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。

ではまた。

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