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46:最終決戦前夜Ⅲ

「うちか!?!?」

リトは自分の顔に指をさしながら驚いた。


「制限といえばリトしか居ないでしょ!!」

テータは勉強机から立ち上がり、リトの方を揺さぶりながら喜んだ。


「ちょちょ、まって!」

リトは揺らされながら喜んでるテータ達に何かを言いたいように遮った。


「うちの能力はあくまで時間制限あるし、それに人から人に制限をかけるように、条件があって仮面なら仮面にかけないと、あかんのよ。」

リトは喜んでる状況に申し訳なさそうに答えた。

テータはその発言を聞いて、ピタと手を止めて持って揺らしていた肩から、崩れるようにショックを受けた。


「な、なんかすまんな?」

リトはそう言いながら目の前で、膝を地につけたままのテータの頭を撫でた。


「条件は…仮面…か。」

ナキアはボソッと呟いたまま、顎に手をつけたまま悩み始めた。


「要は、我と似ている仮面を出せばええんじゃろ?」

サタナキアはそう言うと、一瞬だけナキアの頭の上に紫色に何かを光らせた。


その瞬間光ったものは下にいるナキアの頭に見事的中した。


「いたっ!」

考えてたナキアは上から落ちてきた物を片手で拾いながら、もう片方の手で痛いところを撫で癒した。


「…これって?」

ナキアは涙目を浮かべながら落ちてきたものに見覚えが微かにあることを思い出した。


「これはKID(キッド)、本来は奴隷や配下に付けさせて服従させる仮面じゃ。」

ナキアが持つ仮面は角が本来より小さく、ヤギと言うより子ヤギというほうが正しいような見た目をしていた。


「それ、」

テータは仮面に指さしながら、何かを言おうと立ち上がったが、言葉を詰まらせて何を言おうとしたのか分からなくなってしまった。


「もしかして、なんか知っとるのか?」

リトはテータの行動を見てそう勘づいたが、テータの返答は頭を悩ませる行動のみだった。


「まぁ、我が言いたいことは、あのMOJとの戦闘時だけ、貴様の能力を一時的に使うってのはどうじゃ?」

珍しく、提案してくるサタナキアの案にナキアとリトは確かにと納得した。


ただ、1人テータだけはその仮面を気がかりに思い悩ませ周りの声が聞こえてないようだ。


「いつまで考えておるんじゃ!(あるじ)!!」

そう言いながらサタナキアはテータのデコに突進して直撃された。

テータはその勢いで尻もちを着きながらキョトンとした顔になった。


「我はそんな(あるじ)を見たくないわ!」

そう言いながら尻もちついてるテータに追い討ちかけるようにぶつかった。


「我は、昔、(あるじ)を利用しようとした そんな我に対し、(あるじ)は憧れるようにキラキラした目で我を見ていた、我は…(あるじ)(あるじ)しかないと思う。これからも」

葛藤しながらサタナキアは空に浮きながら仮面の中にいるから見えないが身体を震わせているのがわかるほど揺れている。


「僕は、昔から悪魔という存在に憧れを持っていた。」

テータはサタナキアの葛藤が心に響いたのかポツンと呟いた。

ありくらげ。です

感想、ご質問受け付けております。

ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。

ではまた。

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