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メーデー・メーデー・  作者: ありくらげ。
2章転校生狩り
33/46

32:戦闘終わりの日常

「それで、なんで集まる家が僕の家なんだよ!」

と家中に鳴り響く声でテータは叫んだ。


―テータ家リビング内


テータの家のリビングは大きいテレビモニターがあるのと、よくナキアが投稿前にダラダラと居座ってるフロアクッションの他に、家事に使う道具達が壁によりかかっており、リビングの中心には大きなテーブルとそれを囲むように4つの椅子が置かれている。


テータとナキアはリビング入口側に座っており、反対側にはボロボロな服のリトが座っていた。

テータは隣にいるナキアに目もくれず、リトをジーッと睨みつけていた。


「いやぁ、うちはさ、ほら母さんが友達ダメゆうから…」

としょぼしょぼした顔でリトは語る。


「お前だけで、帰ればいいだろ。」

呆れたような顔でテータが、ボヤくとリトはボロボロになった格好を見せてきて、まるで親には心配かけたくないと言ってるような顔でテータを見つめてくる。

テータはそんな顔に一瞬苛立ちを隠せなくなったが、仕方なさそうにリトから目線を外した。


「で、まぁ、ナキアは…家壊されたし仕方ないか」

そう言ってキョトンとした顔で見つめてくるナキアに照れる顔を隠しながら頭をポリポリと人差し指を使ってかいた。


「ちょいちょい!なんでその子だけええんや!」

リトは自分だけが来るなと言われた事に不服そうにテータに突っ込んだ。


「お前はまだ!信じきれてねーの!」

威嚇するようにテータはりとの方を睨みながら返した。


「こら!喧嘩しないの!」

その掛け声とともにテータの頭にげんこつが落ちた。

頭を痛みで抑えながら後ろ向くと、テータ達の為に夕食のカレーを作り終わったテータの母が居た。


「ナキアちゃんいつもこの子起こしに来てくれてるんでしょ?ありがとね」

そういいながらテータの母はリビングの机にカレーを4つ置いて、席に着いた。


「それで珍しいわね、リトくんも両親いないの?」

テータ母は頬に手をつけながら心配そうにリトを見つめる。


「うちの母と父、共働きで今は違う街に転勤してまして…。」

俯いたリトの顔は少し暗く、どこか寂しそうな顔してた。


「リト、お前…。」


(お前さっき、家の親に心配かけたくないみたいな顔してただろ…!)

ガルガルしたような目つきでテータは睨む。

それに気づいたのかリトは一瞬その目付きにビクついた直ぐに小さく両手を合わせてごめんのポーズをテータにした。


でも、テータも少しリトの気持ちがわかってしまうところがある。

テータ自身も両親共働き、しかも父親は今は単身赴任でおらず、母親もだいたい深夜まで働いてることが多い。

今日は珍しく、休みでいるというだけ。


一人でいると嘘ついてでも、誰かと一緒に居たいそんな自分と似ているような性格に、すこしだけ心許してしまった。

ありくらげ。です

感想、ご質問受け付けております。

ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。

ではまた。

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