29:MOJの襲撃Ⅱ
ハンテは放課後、果たし状を持ってナキア達1年の靴箱前でスマホをいじりながら待機をしていた。
目の前から来る指名手配として写真貼られていたナキアは変な男と手を歩いてた。
多分これは、リトが話していた。ナキアと戦う前に一瞬戦ったと言ってた子らしい。
近づいてくる瞬間、スマホの中に入っている学校の機密情報からハッキングして手に入れた1年の名簿から、名前と写真の合う人を探した。
(テータ…。)
一瞬で見つけたハンテだが、テータの能力ANOMALOUSCONDITIONに警戒しながら、2人に近づいた。
「ねね、あんたらナキアとテータで合ってる?」
手と手を繋いでる2人は一瞬お互いの目を合わせて手を繋いでるところを見られる恥ずかしさに咄嗟に手を離した。
「あー、いいよ いいよ。あんたらの関係とか私には関係ないし」
ハンテは今の行動で、ふたりはカップルなのかもと思いながら、ここの2人の関係を探ろうと始めた。
片手にスマホをいじり、過去の2人を検索して行った。
個人的な情報を開示する、グレーゾーンのサイト、いわゆるダークウェブと言われるもので2人の名前を検索した。
「そうだけど?」
テータはだいぶ遅めの返答をしてきたが、ハンテはそんなのも気に止めず、過去を検索し続けた。
(…例の行方不明事件、?)
ナキアの正体に少しゾクッとしながら、もっと調べようとしたその時
「なんか…用?」
ナキアから声かけられたナキアは一瞬だけ驚いて身体が瞬間的に硬直した。
(こいつ、白髪なのか?)
ナキアをジーッとハンテは見つめ、調べた時に出てきた行方不明事件を思い出した。
(…なるほど、そーゆー事か)
ハンテは自分が調べたことにより、例の事件とナキアの関わりをやっと掴んだのだ。
ハンテはポケットに入れてたリーダーから手書きの手紙を入れた封筒を貰ってたのを思い出し、
「これ、リーダーから」
そう言ってテータに向かって封筒を投げ、その場から立ち去った。
人混みに紛れながら、途中で約束していたリトとハンテは合流し、リトの能力RESTRICTで、自分達の存在を制限した。
「どこら辺の子なんや?」
ニヤつきながら喋るリトはもう、いつものリトじゃない、そんな嫌悪感からハンテは睨みつけながら、
「例の行方不明事件が起きた物件があのナキアってやつの家だよ。」
そう伝え、2人は先にナキアの家の玄関前で待機しに向かった。
―ナキア家、入口前
ハンテとリトは入口をナキアが開けるのを待っていた。
ハンテはスマホで先程いた男の子、テータの情報を調べても今のところ、独断と強い情報を掴めていないままある程度時間が経った。
「…!」
ずっと待機してた2人の目の前に、ナキアが帰ってきたが、何故かそこに先程調べていたテータもそこにいた。
ナキアが玄関を開けた瞬間、ハンテの思考は一瞬止まってしまったが、リトに記憶の制限をかけるように指示をした。
いつもなら、こういう戦闘に対してハンテがいる現状にリトは拒絶するはずだが、今のリトは思考が逆転する為、違和感も卑怯な行動も気にもせず、テータとナキアに対して、記憶の一部を制限かけた。
閉まる玄関をハンテは足で止め、リトと一緒に中に入った。
ありくらげ。です
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ではまた。




