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メーデー・メーデー・  作者: ありくらげ。
海の幽霊編
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102/108

天使について

「ところで、ドリー 君は目が悪いのかい?時々目を細めてたりしてたし…それに髪の毛最近切ってないのかな、目元ギリギリまであって見えにくそうだよ。」

みかはドリーの髪の長さと目を時々細めていた仕草に気をかけていたらしく、ずっとどこかで言いたそうにはしてた。


「髪の毛はお母さん譲りで、伸びやすいの… 目に関しては正直私そんなことしてるなんてわかんなかった。」


「そうか、ならこのふたつを君にあげよう。」

そういい、みかは椅子から立ち上がり、部屋の奥に向かっていった。


(あの人なら信じてもいいのかな…。)

なんてドリーは心に安堵と同時に警戒心を解いて、少しだけ肩を緩めたその時


「うわ、」

急に視野が広がり始めた。

それはみかがドリーに丸い眼鏡を付けてくれた事により、今まで見づらかった視野が見えるようになった。


「私のおさがりだが、嫌だったかな?」

こめかみを人差し指で掻きながらみかはドリーに対して苦笑いを見せた。


「え、いや これがいい。」

ドリーにとって初めて見たみかのちゃんとした表情が苦笑だった、ドリーは胸が何故かズキッと痛みを感じ少しだけ服の胸部分をキュッと掴んだ。


「…そうか、 それは良かったよ。」

みかはここで始めて嘘偽りないような笑顔をドリーに見せたようにドリーは感じ、その笑顔はドリーにここにいて安心と居たいと思える象徴へと変わっていった。


―数ヶ月前

「え! 高校が決まったのかい? しかもあのアビリティ高校だって??」

みかはドリーから聞いた発言にありえないほどに口をあんぐりと開けて驚愕した。


「マジかぁ…、俺たちですら行けなかったのにすげぇな!!」

そう言いながら黒髪と金髪の入り交じったショートカットのガブリはケセケセと笑いながら、喜んだ。


「しかしそうなると、ここから毎回通うにしては遠いのではないのかい?」

とみかは不安そうにドリーを見つめた。


「それが、昔からの幼なじみの男の子と同棲することになってね そこからの方が近いし、私達はそーゆー関係にならないってわかってるから」

ここでいうドリーにとってのそーゆー関係は恋愛関係の事だったが、ガブリは何かを勘違いしたのだろう。


「もし、襲ってきたりしたら 俺に連絡しろよ! もうひとつのガブで あんたの幼なじみの×××を噛みちぎってやるからよ!」

そう言いながら、1番最初に見た口だけの物体を持ち出してきて、ドリーはそこで初めて あの物体をガブと言うんだと初めて知った。


「まぁ、天使の加護をあらんことってことで 私からのプレゼントだ。 たまには顔を出してくれよ?」

そう言いながらみかは ドリーに天使の羽とクロス型のヘアネックレスを渡した。


「ありがと! もちろんたまにと言わず 休日には顔を出すようにするよ!」

そういいドリーは最後までお見送りをしてくれたみかとガブリに対して涙を頬に流しながら笑顔で笑った。


「いいかい?この世の秩序を守るためには善となるべき存在が必要なんだ。それは天使の加護で守られてる私達でもあり、天使様のことでもあるのだ。 良い事をしなさい それが私からの最後の命令です」

みかはドリーにそう説いながら優しく両手で肩に触れた。


―現在

「私は私の憧れだった存在になりたい! 私が信じていた本物の天使のように私がなればいいと思う!!」

と目の前にいるサタナキアに訴えかけるように正面を向き、自分の気持ちを真剣に語った。


それはみかとの最後の約束でもあった ドリーにとっての善を守る人としての正義だったから。

ありくらげ。です

めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!

ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。

ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。

ではまた。

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