エンジェリングロードの住人
「そうか、親が…悪魔にか」
ドリーは今日起きたことを全て洗いざらい吐いた。
こんなにも感情的に自分の出来事を語ることは警察の前ではできなかったが、何故かここだと安心して吐き出せるような気がした。
「しかし、偶然というものもあるんだな」
みか は小さくそう呟いた。
「どーゆーこと?」
ドリーはみかの発言に少しだけ引っかかり 感情的に語ったせいで出てきた涙を拭いながら、みかに問いかけた。
「いや、ここエンジェリングロードの住人は大半 両親がいなかったり、居場所というものを失ったもの達が集まるんだ。 そんなところに偶然迷いこむとは、やはり何かの因果関係にあるのかもしれないね…。」
ドリーはその話を聞いてひとつ思い出したことがある。
「ここは、天使が見守ってるからって聞いて…、」
ドリーがそう語ると、みかは少しだけピクっと身体を動かした。
心当たりがあるのか、はたまた何かを知っていないと出ないような仕草にドリーは気が付かなかった。
「なるほど、それは四大天使のことかい?」
みかはそう語りかけるが、ドリーはなんの事?と言わんばかりに顔には困惑の表情を示していた。
「そうか、君は本当に何も知らずに来たんだね。 そうだ、君は住む場所がないならここに住めばいいよ。」
「あ、えっとそんな迷惑ですよ…!」
ドリーはみかの提案は凄く嬉しいが、迷惑はかけられないと断りをいれたが、そんなドリーに微笑みかけながら
「気にするな、私も他の3人も君の話を聞いたらほっとけはしないと思うから それにここは女性だけが居るシェアハウスみたいなもんだ。 君のそのボロボロな姿で外に出てみろ 男に捕まって、何されるか…。」
と心配そうにドリーの様子を気にしていた。
「あ、うーん。でも私荷物とか全部家に置いてきてるし」
ドリーはただ迷惑をかけたくないために、ここから出ていく方法を考えて咄嗟に出たのが家に荷物があるだった。
「ふふっ、そう言うと思ったよ。聞いてたかい?ガブリ」
とみかが声をかけた瞬間、ドリーが横たわっていたソファからぴょんぴょんとえたいのしれない物体が飛び跳ねながら現れた。
「聞いてたよぉ〜 ドリーちゃ〜ん!」
得体の知れない物体には口がついており、口の歯は八重歯となっていてカチカチと音を鳴らしていた。
「ひっ!」
あまりの何かわからない気持ち悪さにドリーは汚いものを見たか、もしくはホラー映画のゾゾっとするシーンを見ているような感覚に陥った。
「おっと、この子はガブリ ここにある口はそのガブリの能力だよ。 たしかに見た目はおぞましいけど、本人はすごく優しい子だから。」
と引いてるドリーの背中を優しく手のひらで支えながらみかは説明をした。
「ドリー…、悪魔…事件現場…、あった!! おっけ!みか 荷物を持って回収してきます!!」
と口の物体が声を上げた。
「はい。これで君の荷物は回収できたよ 私たちを心配かけまいと考えてくれるのは嬉しいが、君はまず自分を優先してくれないか?」
みかはまるでドリーの全てを見透かしていたかのように語り、不安そうな顔のドリーに優しく微笑みかけた。
「あり…がとう…」
ドリーは自分の家の情報を勝手に調べられたことはさておき、自分のことでここまで心配してくれる みかに少しだけ心を開いて感謝をした。
「これで君も、ここの住人だねよろしく ドリー」
と微笑みながらみかはドリーに手を差し出し、ドリーも差し出された手の掴んで小さく頷いた。
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




