ドリーという少女Ⅱ
途方もなく行き場を失いながらもドリーは周りを見渡しながら歩き続けた。
どの道を歩いても、笑いあってる家族や楽しそうなカップル、仲のいい兄弟姉妹のような関係の友人と歩く人々がドリーの目から離れないように目の前から通り過ぎていく。
(悪魔か…。)
ドリーはそう思いながら騒がしいほどネオンライトで眩しい街道へとふらっと立ち寄った。
そこは通称エンジェリングロードというゴシック系やロリポップ系の服装の人達が多く、昼間は涼しい風が透き通るような綺麗な街だ。
ドリーも昼間に時々、友人達と通うほど、ここアビリシティでは有名なファッション街だ。
しかし、夜になり初めてここエンジェリングロードの昼間とは真逆なほどの雰囲気で、今のドリーにとっては何故か惹かれてしまうような場所に感じた。
(天使が見守ってる街…悪魔がいるなら助けを求めれるかもしれない…なんて馬鹿らしいか)
と自分の思考を失笑しながらドリーはエンジェリングロードに1歩ずつ、踏み込んだ。
そして話は客引きから離れた所に戻る。
行くあてもない、空腹すら満たせない現在の自分を客観的に見て
(これが、天使に見守られてるって…?)
呆れるように悲しいとか悔しいという感情を投げ捨てるように、ふらつきながら動き始めた…。
(あれ、体が…思ったより…うごか―)
―ドリーが再び目を開けた時、そこは見慣れない紫色に光るシャンデリア風のライトが天井にぶら下がっていた。
「…ん、起きたのか?」
突然と耳元から聞こえた声にドリーは驚きながら上半身を起き上がらせた。
「あぁすまない、私の名前は みか この街エンジェリングロードの住人で お腹すいていた君を助けて、そこのソファに寝させた者だ!」
水色髪ショートカットの少女は 自分をみか という人物を名乗りながら、両手をあげ降伏ポーズをした。
「…ここで暮らしてるの…?」
ドリーは困惑しながら周りを見渡し、確かに綺麗に整備されてる部屋に本当に暮らしているのだろうと理解した。
「あぁ、私とほか3人いるんだがな…それより君の様子のことだ。」
みかはボロボロになっているドリーの服を指さしながら心配そうにドリーの身体に近づいてきた。
「原因はなんだ?グリゴリか?」
「ん、?グリ…?」
聞き覚えのないワードにドリーは聞き直したが、その言動をみた みかは胸を下ろすように安堵した。
「いや、知らないならそれが一番安全だ。 まぁ貴方の格好を見るからに安全では無さそうだがな…。まぁ、こんな狭い場所で悪いが、私でよければ話を聞くぞ」
みか はボロボロになってるドリーに親身になって、優しくドリーの肩に触れた。
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




